ここから本文です

【MLB】ダルビッシュ、前田がポストシーズン先発へ。勝利のカギは?

ベースボールチャンネル 10/4(火) 6:50配信

ダルビッシュ、伏兵と初回先頭打者に注意

 今年の地区シリーズでは、2人の日本人投手が先発マウンドに立つ。レンジャーズのダルビッシュ有は10月7日の第2戦、ドジャースの前田健太は10日の第3戦が有力だ。

 レンジャーズの対戦相手はまだ確定していない。ワイルドカード・ゲームの勝者、オリオールズ、ブルージェイズのいずれかと当たる。

 ダルビッシュの通算成績を見ると、ブルージェイズとは今シーズンの対戦がなく、3勝2敗、防御率2.45。オリオールズには8月2日に6回1/3を投げ、3失点で黒星を喫した。2012年のワイルドカード・ゲームを含めれば、オリオールズ戦は2登板で2敗だ。この2試合を合算すると、防御率は3.46になる。

 ブルージェイズの打者では、エドウィン・エンカーナシオンに16打数5安打(打率.313)、2本塁打と打たれているが、その一方で、ホゼ・バティスタは18打数1安打(打率.056)とほぼ完璧に封じている。オリオールズでは、本塁打王が有力なマーク・トランボを28打数4安打(打率.143)、1二塁打とよく抑えている。

 むしろ、カギを握るのは、それ以外の打者との対戦かもしれない。
 例えば、ダルビッシュは2012年のワイルドカード・ゲームで、オリオールズのJ.J.ハーディに先制タイムリーを含む2安打を打たれた。オリオールズには、8月2日にダルビッシュから2打席連続本塁打を放ったペドロ・アルバレスもいる。

 また、ダルビッシュは12本塁打中8本をイニングの先頭打者に打たれていて(被打率.326)、初回の先頭打者は4本を数える(被打率.600)。この点は要注意だろう。

ナショナルズ戦は初登板となる前田

 レンジャーズと違い、ドジャースはナショナルズとの対戦が決まっている。オープン戦を含め、前田はナショナルズ戦では一度も登板していない。

 レギュラーシーズンで、前田は14チームと対戦していて、それぞれのチームに初めて投げた14登板は6勝5敗、防御率3.40、2度目以降の18登板は10勝6敗、防御率3.55だ。防御率に気にするほどの差はない。

 ナショナルズに30本塁打以上はいないものの、8人が2ケタに達し、6人は20本以上を記録している。2ケタ盗塁も5人おり、投手としては息が抜けない。なかでも、注目したいのはトレイ・ターナーとのルーキー対決だ。前田が浴びた20本塁打のうち、ルーキーに打たれたのは2本だが、ターナーは13本塁打中7本をルーキーから打っている。

 他に挙げるなら、ブライス・ハーパーよりもダニエル・マーフィーだろう。臀部を痛めて9月21日以降の出場は代打の1打席だが、ポストシーズンではスタメン復帰が見込まれる。MVP級の成績を残しているマーフィーが100%の状態かどうかで、ナショナルズの攻撃力は大きく異なる。

 昨年のポストシーズンで、マーフィーは6試合連続本塁打の最長記録を樹立した。また、マーフィーとターナーは右投手に滅法強く、対右の打率.354と.348は200打席以上のリーグ2位と3位だ。

 なお、ポストシーズン初登板で白星を挙げた日本人投手は、2008年の黒田博樹しかいない。その時の黒田と今回の前田は、広島からドジャースへ移って1年目というだけでなく、ホームで行われる地区シリーズ第3戦で投げる点も共通している。




宇根夏樹

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:10/4(火) 6:50

ベースボールチャンネル

Yahoo!ニュースからのお知らせ