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「漢方薬は効かない」と思っていた女性が、漢方薬剤師になった理由とは?

OurAge 10/4(火) 17:50配信

「ときどき、私には漢方薬は合わない』『漢方薬は効いた感じがしない』という話をききます。確かに、そういう方きっといらっしゃると思います、そして、それはその方のせいではないと思うのです」と語るのは漢方薬剤師・漢方ライフクリエイターの樫出恒代さんだ。

原因は、
1.飲み方を間違えている
2.飲むタイミングがよくない
3.自分にあったものを選んでいない
4.すぐにやめてし まう(慢性疾患の場合)
この4つだと、樫出さんは指摘する。

「漢方薬はそもそも、ほとんどが野菜のようなもの(石や動物生薬もありますが)。生姜・葛・山芋・人参など、クコや棗(なつめ)などのドライフルーツもあり。野菜が嫌いという人はいますが、野菜がからだに合わないという人はきっといない。だから漢方薬が合わない方はいないと私は思うのです」

実は樫出さん自身も、漢方は効かないと思っていた時期があったそうだ。
「私が最初に漢方薬を飲んだのは、あまりにひどい子宮内膜症による生理痛のためでした。その時飲んだのは生理痛の原因になるドロドロ血・お血(おけつ)をなくすための『桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)』。すぐには効かなくて、漢方薬はやっぱり効かないなって。でも、お腹が温まるような、いい感じがしました。飽きっぽい私は、生理痛がない時は痛みのことなど忘れてしまい、漢方薬は生理前と生理中だけ服用していました」

血液の生まれ変わりには、約120日かかると言われている。樫出さんもなんとか4ヶ月は続けようと思ったそうだ。
「そしたら、本当にどんどん効いてきて生理痛はなくなり、4ヶ月後には病院での子宮内膜症の検査結果もよくなっていました。
もともと漢方薬なんて効くわけないと思っていた私。鎮痛剤や感冒薬やドリンク剤が大好きだった私が、漢方薬って効くんだ、と思った最初でした」

しかし、飲むならちゃんと「効かせて」ほしい、と樫出さんは言う。その一歩が「何のために飲むのか」を知ること。
「たとえば、『葛根湯』は体を温めて熱を産生し、汗を出して風邪のウィルスを追い出すために飲みます。だからゾクッときたら、すぐに必ず熱くして飲むこと。液体タイプの葛根湯なら冷蔵庫にいれてそのまま飲んでも、まず、効きません。常温にもどし、一対一のお湯割で飲んでください。

そして、 効かせてあげるために、普段から冷たい飲食物はとらない、冷やさない格好をすることも、大事なことなのです」

さらに、いちばん大切なことは「自分の症状と体質に合ったものを選ぶこと」と樫出さん。それを見つける近道は信頼でき、どんなことでも話しやすい漢方の専門家を見つけることだそうだ。

「話をしっかり、じっくり、親身になって聞いてくれる人。寄り添ってくれる人は必ずいます。そして、自分に合う漢方薬、効く漢方薬も必ずあります。ぜひ見つけて、そばに置いてくださいね」


注:漢方薬については、漢方専門の医師や漢方薬剤師、漢方アドバイザーなどにご相談・カウンセリングの上お飲みください。

最終更新:10/4(火) 17:50

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