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「昨季のDVDすら見ていないのか」 “エースキラー”長友の起用法で伊メディアが指揮官を批判

Football ZONE web 10/4(火) 9:22配信

昨季二度のローマ戦で長友はいずれもサラーを封殺 現地メディアも高く評価していた

 インテルの日本代表DF長友佑都は現地時間2日のリーグ第7節敵地のローマ戦に後半17分から登場し、現地メディアからも及第点の評価を得た。ローマの右ウイングであるエジプト代表FWモハメド・サラーを抑え込んだことが評価されているが、長友をスタメン起用しなかったフランク・デブール監督が批判の対象になっている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、「デブールは昨季のDVDすら見ていないのか」と特集した。

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 デブール監督は、この試合の右サイドバックでDFクリスティアン・アンサルディ、左サイドバックでDFダビデ・サントンを起用。しかし、ローマの先制ゴールは右ウイングのサラーが起点になって生まれた。試合後に、デブール監督はサラーのところがポイントになったと語っている。

「我々が敗戦に値したとは思わないが、多くのミスもあった。特に前半、サラーのスピードを過小評価していたことは否めない」

 こうしたコメントを受け、同サイトはスピードが武器のサラーに対して長友を起用せず、サントンをマッチアップさせた判断が、最大のミスであると批判している。

「確かに長友はロベルト・カルロスでないのは事実であり、インテルの問題すべてを解決する選手ではない。しかし、ことローマ戦において、この日本人サイドバックが相手に困難を与える存在であることは、すでに昨季の段階で見せつけていたことであるのも事実だ。そんなことは、昨季のゲームをDVDで見ればすぐに分かる。デブールはそれすらもしていないのか」

 実際、昨季二度のローマ戦で長友はいずれもサラーを封殺し、現地メディアからも高い評価を得ている。ロベルト・マンチーニ前監督はサイドバックを選択する際、スピードのある相手に対しては左右を問わずに長友をぶつけてサイドアタックを封じようとする意図を見せてきた。

改めてエースキラー健在を印象付ける

 同サイトによる、2日のローマ戦における採点でも「彼がピッチに立つと、サラーが元気を失うという評判だがその通りだ。このエジプト人アタッカーのマーカーとして有用だった」と、過去のマッチアップが長友優勢であったことをこのゲームでも証明したと報じている。

 長友の奮闘は、チームがローマに1-2と敗れたため、結果的に報われない形になってしまったが、改めて“エースキラー”として健在であることを強く印象付けたようだ。はたして、デブール監督の指揮下で長友は復権のチャンスをつかむことができるか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/4(火) 15:15

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