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海外のエリート大学は日本人留学生に何を求めているのか?(若松千枝加 留学ジャーナリスト)

シェアーズカフェ・オンライン 10/4(火) 6:42配信

9月は相次いで世界の大学ランキングが発表された。

6日には英国の世界大学評価機関であるクアクアレリ・シモンズが、21日には英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」が最新の世界大学ランキングを公表。日本のメディアではTHEのランキングで東大がアジア4位となりアジア首位を逃したことや、日本から上位200校に入ったのが東大39位と京大91位の2校だけだったことなどが取り沙汰された。

多様な進学の選択肢のなか、日本の高校生の間にも世界のトップランク大学を目指す流れが着々と生まれているようである。本記事では、高校の先生たちを対象とした米国のワールドランキングトップ大学視察研修の模様と、参加した先生たちの悩みや感想、トップランク大学が求める日本人留学生の資質についてお届けする。

■高校にますます求められる『グローバル教育のシステム』
「米国ワールドランキングトップ大学教育視察企画」が行われたのは2016年8月7日から14日。先生たちは自身の夏休みを返上して参加した。

特定非営利活動法人 日本国際交流振興会が企画・監修し、株式会社アイエスエイが主催。5回目の開催となる今回は、中学・高校の校長や英語科・進路指導担当者32校38名が参加。スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学といった米国の上位校11校のほか、トップ校への進学に実績のある上位ボーディングスクールなどを訪問した。

アイエスエイで同研修および海外大学進学を担当するカレッジカウンセラーの中井氏によると、こういった研修に先生たちが参加する背景には、在校生からのグローバル進学の相談件数が着実に増えていることがあると言う。また、わが子のグローバルキャリアを見据えた親たちからの要望も大きく、海外進学がシステムとして高校に確立しているかを問う声が保護者側から挙がるようになっている現状も見過ごせないそうだ。

(中井氏)「どの学校でも、一年に何人かは海外進学を希望する生徒がいるとのことです。研修参加校はいわゆる偏差値上位校が多いのですが、わが子を偏差値上位校に入学させている親御さんはご自身がグローバルキャリアを経験しているケースも多く、ご自身が実感を持ってわが子の将来に危機意識を持っていて、グローバル教育を積極的にサポートする流れがあります。

今年の参加校のうち8校は公立校でしたが、他は私立校です。小中高一貫校においては、小学入学の説明会の時点で『中学・高校で何を提供できる学校なのか』が問われます。

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最終更新:10/4(火) 6:42

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