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【月刊・白鵬】横綱が語る、 豪栄道の魅力「男が惚れる男」

webスポルティーバ 10/4(火) 18:50配信

第65回:豪栄道

負傷した足の回復が遅れて、秋場所(9月場所)を休場した横綱。
そんな中、優勝を飾ったのは角番だった大関の豪栄道。
彼の魅力を横綱が語る――。

【写真】全勝で初優勝を果たし、賜杯を手に喜ぶ豪栄道


 先日、千秋楽を迎えた大相撲秋場所(9月場所)は、負傷した足の回復が思わしくなかったため、休場させていただきました。

 初日からの休場は、横綱になってから初めてだったこともあり、ファンのみなさまにはいろいろとご心配をおかけしました。また、温かい励ましの声などをたくさんいただき、本当にありがとうございました。

 思い返してみれば、昨年の秋場所、以前から痛めていた足の痛みが悪化して3日目から休場。これが、横綱として初の休場となったわけですが、このときは自宅での療養のかたわら、初めて大相撲のテレビ中継をゆっくり見る時間をいただきました。

 普段は土俵の上で戦っているはずの私が、画面を通してその様子を見ているのは、最初かなりの違和感を覚えました。それでも慣れてくると、同時代を戦ってきた横綱・鶴竜、大関・稀勢の里らを応援しながら、実はテレビの前で熱くなって観戦していました。また、思いがけなく家族と過ごす時間ができたことで、心も穏やかになったものです。

 ところが、今回の休場中はやや過酷な時間を過ごしていました。秋場所から始まってすぐに足の指を手術。他の負傷部分も慎重に検査して、1日でも早いケガの回復に全力を注ぎました。そして、たぶん力士としては初めてのことでしょうが、3日間の断食にも挑戦しました。

「食事も力士の仕事」と言われるほど、「食」は力士の大きな部分を占めていますが、休場中という身でいったん体をクリアにして、もう一度出直すためには、そうした思い切ったことも必要だと思ったからです。

 最近では、一般の人がチャレンジできる、いわゆる『断食道場』と呼ばれる施設もあるそうですね。そういう場所だと、規定のジュースを飲んだり、自由時間は近くの高原を散歩したりという気分転換もできるそうですが、私の場合は都内のある場所にこもって、飲めるのは水のみという、ちょっとハードなものに挑みました。

 確かに、1日目、2日目はきつかったですね……。でも3日目にもなると、だんだん清々しい気分になってくるというか、体も、頭も目覚めていくような気持ちになっていきました。不思議なものですね。

 断食を終えて体重を測ったら、10kgほど減って147kgでした。実際、ひと回り細くなった感じがしましたね。あと、周囲の人からも「顔がすべすべになったんじゃない?」と言われたのですが、肌の調子がよくなったことを実感しました。

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最終更新:10/4(火) 18:50

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