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安倍政権・補正予算28兆円の“ムダ度”を独自にランキング

週刊SPA! 10/4(火) 9:10配信

 政府は第2次安倍政権で最大となる28兆円の経済対策を8月2日に閣議決定。

 今回の経済対策は、2008年(37兆円)と2009年(57兆円)に次ぐ過去3番目の規模。安倍首相は「アベノミクス加速国会」と名付けた臨時国会で、今回の経済対策の裏づけとなる第2次補正予算の早期成立を目指している。金額は巨額だが、中身は怪しい経済対策の“ムダ度”を独自にランキングしてみた。

⇒【写真】自民党支援建設業者が工事を受注する沖縄大学院大学

◆28兆円“ムダ度”ランキング

1.リニア中央新幹線……3兆円

 JR東海が「自力で整備する」と言っていたはずのリニアに3兆円融資。「赤字のJR北海道への支援が先決ではないか」「安倍首相と懇意な葛西敬之名誉会長への“お友達融資”」などの批判が噴出。

2.整備新幹線……8000億円

 リニアと同様、財政投融資から建設費を捻出。高度成長時代かのような「地方創生回廊」構想を安倍首相は自画自賛するが、全国各地のローカル線は瀕死の状態。

3.リニア中央新幹線や整備新幹線等の整備加速……3212億円

 財政投融資とは別に、国費からもリニアや整備新幹線などの整備予算を計上。「高速交通網の整備で地方は発展する」という高度成長時代の幻想を踏襲。地域格差の拡大を招く!?

4.TPP対策の土地改良事業(農業土木事業)……1000億円

 米国のTPP批准の可能性は低いのに、農地の規模拡大などをする土地改良事業費を増額。受け皿になる「土地改良事業団体連合会」は自民党の集票マシーンで、露骨な選挙対策との批判もある。

5.沖縄地域安全パトロール隊……4億1000万円

 「景気対策」と称して、辺野古や高江の新基地建設反対派を排除する機動隊員の人件費を計上。本土から派遣された機動隊員は1泊5万円のリゾートホテルに滞在している。

6.沖縄科学技術大学院大学の関連事業……48億円

 別名は“尾身大学”。提唱者の尾身幸次元沖縄担当大臣は、大学関連工事受注の國場組で「(参院選出馬の)娘をよろしく」と挨拶。今でも國場組など自民党支援企業が工事を受注。

7.子育て世帯等の住まいにかかわる支援……55億円

 3世代同居支援を実施するものだが、3世代ではなくてもトイレや台所などが2か所あれば建築改修費を補助。「豪邸も対象、高所得者にもメリット」と追及された。

8.大型クルーズ船の受入環境改善……165億円

 訪日外国人の急増に伴うクルーズ船の寄港需要に対応するため、既存岸壁の改良などを実施するもの。ただし全国で一斉に行うので、過剰整備になる可能性大。

9.大都市圏環状道路等の物流ネットワークの強化、渋滞対策……1295億円

 生産性の高い物流ネットワークを構築するため、大都市圏環状道路等の整備を推進。これから人口減少社会に突入して渋滞解消が自然に進むため、必要性は乏しい!?

10.原子力発電所周辺地域における防災対策の充実・強化……100億円

 国が原発立地自治体に対して屋内退避施設などの放射能防護対策事業を補助するもの。原発再稼働をしなければ、不必要となってしまう!?

 『週刊SPA!』10月4日発売号では、これら補正予算28兆円に詳しい識者らを直撃、その中身を徹底検証している。

取材・文・撮影/横田一

日刊SPA!

最終更新:10/4(火) 12:35

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