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本田圭佑は左サイドにコンバート?モンテッラの改革進むミラン

webスポルティーバ 10/5(水) 7:10配信

オフィシャル誌編集長のミラン便り2016~2017(6)

 この日曜日の午後、ミランは怒涛の3連戦を終えた。結果は2勝1引き分け。最後の試合ではかなりハラハラさせられたが、ドラマチックな展開の末、勝利を収めた。

左サイドへのコンバートが噂される本田選手

 サン・シーロのミラニスタたちも思わず熱くなった。相手はミランの鬼門とも言えるサッスオーロ。ここ6回のセリエAでの対戦でミランが4回敗れている相手で、一時は5度目の敗戦かとも思われただけに、この勝利は嬉しかった。

 ミランはまず9分に先制ゴールを決めるが、そのわずか1分後には、完全に劣勢だった相手に同点ゴールを許してしまう。ここからミランは――懸命にプレーしているにもかかわらず――また昔の亡霊にでも出会ったかのように、以前の不調のミランと化してしまう。そして後半に入ってからは、立て続けにサッスオーロに2ゴールを奪われた。

 勝負はこれでついたと誰もが思った。しかし実際は適切な交代の効果もあって、ミランは息を吹き返した。まずはカルロス・バッカのPK、そしてミランのユース育ちの18歳、マヌエル・ロカテッリのエリア外からのシュートで3-3の同点に追いついたのだ。上昇気流に乗ったミランは最後にセンターバックのガブリエル・パレッタのヘディングシュートで逆転に成功した。

 この勝利でミランの勝ち点は13となり、ローマ、ラツィオ、キエーヴォと並んで3位となった。2位のナポリとはわずか1ポイント差であり、トップのユベントスとも5ポイント差。まだまだ十分に追いつける範囲である。

 とにかく数年ぶりにミランはセリエAの頂上近くの空気を胸いっぱいに吸い込んだところだ。ヴィンチェンツォ・モンテッラが始めた新プロジェクトの成果がだんだんと出てきているのだろう。

 今のミランのプレーには自分たちのスタイルがあるし、試合を重ねるごとに自信も取り戻している。将来を有望視されている若手選手たちも、実際、次々に頭角を現している。その中からはレギュラーとして定着する者も出てくると思う。選手の平均年齢も25歳と大幅に若返った。

 ミランは12月の頭に正式に就任する新オーナーを、できるだけいい形で迎えようと頑張っている。また今回の勝利は今週80歳を迎えるシルビオ・ベルルスコーニへの誕生日プレゼントともなった。

 リーグはこの後、また代表戦で一週休みとなる。15日後にまた再開した時にはこのモンテッラ率いる新生ミランが、本当にヨーロッパをかけて戦うことのできるチームなのかどうかを知ることできるだろう。

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最終更新:10/5(水) 16:03

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