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サッカー日本代表専属シェフが明かす“勝負飯” 決戦前に「非常に有効」

THE ANSWER 10/5(水) 15:53配信

2006年以降、日本代表専属シェフを務めている西芳照さん

 試合に臨む前日に一体、何を食べればいいのだろうか。アスリートやスポーツに励む子供を持つ保護者にとっては悩むところかもしれない。縁起を担いでカツ丼なのか、スタミナをつけるためにステーキなのか、それとも……。選手たちの胃袋だけでなく、心も満足させる必要性もある。

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 そんな試合直前にうってつけの料理について、サッカー日本代表の専属シェフも務める西芳照さんが語ってくれた。

「脂質を落とすことができる蒸し物、煮物、焼き魚は非常に有効ですね。また試合前日にもってこいなのはウナギの蒲焼きです。高タンパク低カロリーのウナギをおかずにしてご飯を食べれば炭水化物もたくさん食べられますので」

 西さんはかつてJFAナショナルトレーニングセンターJヴィレッジの総料理長を務め、現在は福島県広野町のレストラン『アルパインローズ』『くっちぃーな』でシェフを務めている。2011年3月に東日本大震災が発生した後は福島第1原発での対応に当たる作業員に対し「温かい食事を提供したい」との思いから、被災地となった生まれ故郷に留まり続けている。

海外遠征でウナギを現地調達することも

「日本代表専属シェフ」としての肩書きでも有名で06年にワールドカップ・ドイツ大会に臨んだジーコジャパン以来、イビチャ・オシム氏、岡田武史氏、アルベルト・ザッケローニ氏、ハビエル・アギーレ氏、そしてヴァイッド・ハリルホジッチ監督と6監督14年にわたって日本代表の栄養面を支えてきた。

 日本では一般的に夏場の「土用の丑の日」に食べられることの多いウナギ。勝つための食事にうってつけの理由はその栄養分にある。

 高タンパク低カロリーでなおかつビタミンも豊富。夏バテ防止のために江戸時代からずっと食べられてきた食材と言われているが、消化にも良いため、アスリートの食材としても適しているという。西さんの解説通り、うな重やうな丼にすればウナギと同時にお米もたっぷりと食べられて、身体を動かすエネルギー源である炭水化物も十分に摂ることができる。

 そのため海外遠征に行っても、ウナギを現地調達するのはシェフにとって大切な仕事だという。ウナギを食べる文化がほとんどない国々で手に入れるのは非常に難しいが、栄養素を考えるとそのメリットは大きいようだ。

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最終更新:10/7(金) 9:35

THE ANSWER