ここから本文です

記録で見るセリーグのMVPは、広島・ジョンソン

ベースボールチャンネル 10/5(水) 11:00配信

総合的に高い数値を残した鈴木誠也

 セリーグの全日程が終了した。タイトルも決定した。
 MVPの発表は日本シリーズの後に行われるが、ペナントレースの成績をもとに先行される。
 記録から見て、今季のMVPを占いたい。

 野手、先発投手、救援投手の成績を同列で比較するために、各分野の主要記録のランキングをし、1位を10ポイントとし、その上位からポイントを割り振っていく。

 MVPは、ペナントレース優勝チームの選手から選ばれることが多い。優勝への貢献は別にカウントすべきだ。優勝チーム広島の選手には別個に5ポイント加点する(他の項目でポイントを得られなかった選手には加点せず)。

 まずは打者から見てみよう。

 300打席以上の選手を対象とした。
 安打、本塁打、打点、盗塁、打率の上位10人にポイントを与えた。さらに優勝ポイント。

 トップは鈴木誠也、5つの部門すべてでランキング入りし、優勝ポイントも加えた。
 山田、筒香、坂本というタイトルホルダーがこれに続き、そのあとは菊池、丸の広島勢がランクインしている。
 今年の広島打線は強力だったが、筒香や山田のような突出した強打者がいたわけではなく、打線全体のレベルが高かったことがよくわかる。

ジョンソン、野村が先発陣をけん引

 次に先発投手だ。
 100イニング以上の投手を対象とした。
 勝利、勝率、投球回、奪三振、防御率の上位10人にポイントを与えた。さらに優勝ポイント。

 最多勝、最優秀勝率は野村祐輔が獲得したが、総合的な指標では同僚のジョンソンのほうが上だ。投球回も奪三振も、防御率も野村を大きく上回っている。数字上の貢献度を比較するならば、ジョンソンのほうが上だと言えよう。

 巨人の菅野も、ジョンソンに匹敵する成績を上げている。

巨人のマシソンが1位。広島リリーフ陣が上位に

 救援投手はどうだろうか。
 登板数40試合以上の救援投手。

 登板数、セーブ、ホールド、奪三振、防御率の上位10人にポイントを与えた。さらに優勝ポイント。

 実質的に最も貢献度が高い救援投手はマシソンだ。しかし優勝ポイントを加えれば、ジャクソンが1位となる。3位には広島の今村、クローザーの中崎は5位。広島の勝利の方程式は盤石だった。一方、昨年覇者のヤクルトは勝利の方程式が崩れたが、秋吉、ルーキが奮闘していた。

ジョンソンの貢献度は高

 3つのジャンルを総合してポイントランキングを作る。
 総合的には先発投手のジョンソンが1位となる。2位も広島のジャクソン、先発、救援の外国人選手の力が大きかった。

 実際のMVPは、記者の投票によって選出される。
 当然、リーダーシップやチームへの影響力、過去の功績なども加味されるだろうが、記録だけでみると、2016年度セリーグのMVPは広島東洋カープのクリス・ジョンソンということになった。



広尾晃

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:10/5(水) 11:00

ベースボールチャンネル

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。