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レクサスがスモールSUVを披露──未来感溢れる「UX コンセプト」のデザイン

GQ JAPAN 2016/10/5(水) 18:31配信

レクサスは現在開催中のパリサロンにて、クロスオーバーSUVを示唆したデザインスタディ「UX コンセプト」を世界初公開した。

【レクサス UX コンセプトの動画とフォトギャラリーはこちら】

「高いデザイン性とコンパクトなボディと快適性を両立させ、先進的な都市生活者の期待に応えることを目指したモデル」とレクサスが説明するUX コンセプト。今回公表されたボディサイズは全長4400mm × 全幅1900mm × 全高1520mmで、いわゆるCセグメントに属するコンパクトなもの。つまり、既に発売されて大きな成功を収めている「NX」よりも一回り小さいことになる。

近年、デザインコンシャスであることを前面に押し出しているレクサスらしく、デザインは純粋なコンセプトカーであることを勘案しても相当にアグレッシブだ。上から俯瞰で見るとエクステリアとインテリアがキャビンを中心にしたX線状で繋げた「インサイド・アウトコンセプト」を採用。またホイールアーチやルーフバー、電子ミラーを同素材感で仕立てるなど、キャビン内部との一体感や連続性を演出している。

タイヤについても、トレッド面/サイドウォールは、クロスオーバーに相応しいデザイン性を強調したものに。ホイールは、タイヤのサイドウォールとスポークの一体感を演出したユニークな構造とされている。

これらの意欲的なデザイン処理が施された結果、クロスオーバーとしての力強いエクステリアに、低めの車高とクーペのようなドライビングポジションが、コンパクトなボディでありながらダイナミックな走りを予感させるパッケージとなっている。

特徴的なAピラーは、アルミ部材にフィン形状のポリカーボネイト材が接合されたシースルー構造とされ、エクステリア/インテリアの境界を感じさせない「広がり感」を演出している。そしてインテリアは、シャープで未来感溢れるイメージのフロントと、ソフトで落ち着きのあるリアのデザインにより、前後席それぞれが異なる趣とされた。

前席は人間工学に基づいたドライバー主体のデザイン構造で、ホログラムなどを使ったヒューマンマシンインターフェイス技術を採用。3次元による先進的なドライビング体験を提供するという。一方後席は、寛ぎの快適空間を演出。さらにキャビン中心を縦に貫くコンソールや室内配色で、前後席空間の違いを際立たせたとのこと。

CセグメントのクロスオーバーSUVというカテゴリーは、まだ誕生して日が浅いにもかかわらず、国産車のほかにヨーロッパやアメリカ車までが群雄割拠のごとくしのぎを削る激戦区。しかも身内であるトヨタも「C-HR」を同じ時期にデビューさせている。

少なくとも現時点においては、生産化に関するアナウンスはまったくない。だが、これまでの歴代レクサス SUVよりも遥かに攻めたスタイルや観音開きのドア、あるいは未来的なインテリアなど、かなりコンセプトスタディ色が強いのも事実。もし生産化されるとしても、一定のプロセスを要することになるだろう。それでも、公道にその姿を現す日が待ち遠しい1台であることは間違いない。

文・武田公実

最終更新:2016/10/5(水) 18:31

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