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山田哲人のルーティン、早出ティーは 快挙達成後もまだまだ続く

webスポルティーバ 10/5(水) 13:14配信

 山田哲人(ヤクルト)を見ていると、「流した汗は嘘をつかない」ということを実感させられる。コツコツと積み重ねてきた努力は、大きな成果となって実を結んできた。

【写真】2011年から3年連続本塁打王に輝いた、ヤクルト同僚のバレンティン

2014年 日本人右打者シーズン最多安打

2015年 史上初、ホームラン王&盗塁王の同時獲得。トリプルスリーも記録

2016年 史上初の2年連続トリプルスリー達成。盗塁王も獲得

 昨年はMVPを受賞し、今季は2年連続盗塁王にも輝いた。プロ野球史に残るであろう「山田の3年間」は、休まず、怠けず、持てる能力をすべて傾けた結果であり、その象徴といえるのが”早出練習でのティーバッティング”だった。

 山田に早出ティーを実践した自身の3シーズンを振り返ってもらった。

── 早出のティーをやり続けてよかったと思うのはどんなところですか。

「結果が出ていることですね。よかったと思うのはそこです。僕は単純に結果だけを見るので」

── 2年前の6月に「僕は、ダメなときはダメ、いいときはいい。それがはっきりしている」と言っていました。早出ティーの目的のひとつは、調子の波を少なくするということで、今年は「状態は普通です」という言葉をよく聞きました。

「早出ティーの効果かもしれません。普通ということは悪くないということなので、調子の波が少なかったという受け取り方でいいと思います。(1試合3本塁打した9月10日の阪神戦について)あの試合はホームランを打てる状態ではなかったので、自分でもびっくりでした。いつも通り、よくも悪くもなかった。狙っていたところにボールがきたこともありますし、運もあったと思います」

── ホームランについてお聞きします。2年前は「ホームランが出ればラッキーです」と言い、昨年の春は「トリプルスリーは、自分の感覚ではホームランが無理です」と言っていました。でも、昨年は本塁打王になり、一昨年からの3年間で105本のホームランを放っています。

「ホームランはある程度打ちたいと思っていましたが、ヒットの延長がホームランという考え方は今も変わらないです。今年の38本についても想像以上でした」

── 同僚のバレンティン選手をはじめ、エルドレッド選手(広島)、ロペス選手(DeNA)、ゴメス選手(阪神)は、口を揃えるように山田選手のことを「間違いなくホームラン打者」と言っていました。

「自己判断ですけど、ホームラン打者だとは思っていません」

── 早出のティーには、逆方向への意識づけという目的もあります。以前、話を聞いたときは、「僕は引っ張り専門だったのですが、ライトに打つことで結果も出るようになりました」と。その効果は大きかったと感じますか。

「でも今は、逆方向の打球はそんなにないですけどね」

── 2年前は、左方向と中・右方向の打球の割合は約半々でしたが、昨年からは左方向の打球が全体の約3分の2となっています。

「今年に関しては、流し打ちをしたから結果が出やすいということではありませんでした。引っ張って結果が出ていたので、無理して逆方向を意識することはなかったです。ただ、昨年や一昨年は、逆方向へ打った方が、結果が出やすかったので意識はしていました」

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最終更新:10/5(水) 13:16

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