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ルーニーの“特権”剥奪? アラダイス失脚でイングランド代表に生じる変化とは

Football ZONE web 10/5(水) 12:40配信

主将自身にポジションの選択権を与えていたアラダイス前監督

 スキャンダルによりサム・アラダイス氏が監督の座から失脚したイングランド代表は、暫定的に指揮を執るギャレス・サウスゲート監督を迎えて現地時間9日にロシア・ワールドカップ予選のマルタ戦を迎える。英紙「ザ・サン」は、チームの中心選手であるマンチェスター・ユナイテッドのFWウェイン・ルーニーに対するサウスゲート監督のアプローチが、前任者と180度異なると特集している。

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 アラダイス氏は、ルーニーをチームの中で不動の存在、別格の存在として捉えていたという。その証明として、アラダイス氏はルーニーに対して「プレーしたいポジションを選ばせる」というアプローチで臨んでいたと報じた。若き日のルーニーは前線の点取り屋というイメージが色濃かったが、守備でもハードワークできるスタイルと正確なミドルパスを供給する技術から、年齢を重ねるにつれて中盤でプレーする機会が増えた。

 そのルーニーに対して、アラダイス氏はポジションの選択権を与えていた。アラダイス政権はわずか1試合で終了してしまったが、ルーニーを中心としたチーム作りを進める構想があったという。

 一方で、サウスゲート暫定監督は180度異なるアプローチで、ルーニーに対してイングランド代表への貢献を求めているという。

「ルーニーは私の求めたポジションで…」

「私たちは戦術的な規律とポジション的な規律の両方をもって戦う。ルーニーは様々なポジションでプレーすることが可能だが、私の求めたポジションでプレーする」

 あくまでも、ルーニーのポジションを決めるのはサウスゲート監督であり、選択権を与えるわけではないと明言したとしている。

 プレーするポジションに関して180度異なるアプローチを受けることになるルーニーを通じて、アラダイス氏とサウスゲート暫定監督のサッカー観も対比される結果になった。近年は低迷が続く上に、代表監督がスキャンダルに巻き込まれてしまったイングランド代表だが、復活を遂げていくことができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/5(水) 12:40

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