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アラブメディアによる“日本弱体化”の挑発にハリル猛反論 「明日は勝つ」と必勝宣言

Football ZONE web 10/5(水) 19:35配信

イラク戦の前日会見で指揮官に向けられた辛辣な質問

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、6日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク戦(埼玉スタジアム)の前日会見で、外国メディアからの「日本代表の弱体化」について質問を受けると、「私はそうは思わない」と猛反論。9月1日のW杯アジア最終予選初戦でUAEに1-2で敗れているものの、「明日は勝つと思う」と勝ち点3獲得を宣言している。

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 前日会見で指揮官は、少し神経質になっていた。

「こんにちは。ボンジュール皆さん。今のところの状況ですが、勝利だけではなく、すべてのことをやらなければいけない。まずは勝つための準備。時には困難な状況も発生するが、何人かの方々は理解できない、したくない様子です。日本が勝つために、準備するということだけにとどめておく」

 先月29日のメンバー発表会見でも、「言い訳報道」に対する拒否反応を示しながら弁明じみた発言が目立った指揮官は、記者会見の冒頭でメディアをけん制する発言が飛び出した。そして、アラブメディアからこんな質問が浴びせられた。

「イラクについての印象はありますか? イラク代表のサッカーを見たのか? そして、日本代表のレベルもそんなに高くないように見られるが、どうしてなのか?」

 イラク代表の印象に加え、最後に辛辣な質問が飛び出した。昨年1月のアジアカップ8強敗退に始まり、W杯アジア2次予選初戦でのシンガポールとのスコアレスドロー、そして先の最終予選初陣でUAEに1-2と敗れたことで、「日本弱し」のイメージはアジア全土に流布しているのかもしれない。

「最終予選を突破できるクオリティーがある」

 指揮官は「イラクについては知っています。ここ最近の7、8試合を見ました。十分に若い。80%が五輪を経験している。彼らがどうプレーするか、完璧に把握している。本当にこの罠に引っかかる可能性がある。我々に困難を仕掛けてくる可能性もある」と対戦相手について分析する一方、ハリルジャパンの脆弱性については真っ向から反論した。

「日本に関しては、このチームのリズムが落ちているか分からない。それに関してはそう思いません。1年前、イラクに4-0で勝ちました。日本は素晴らしい試合をした。私は困難なところは、サッカー面ではないと思う。違う部分で困難さを感じている。イラクの方々は、かなり長い時間合宿をできた。我々はそれがない。疲労回復の時間もそこまでない」

 指揮官はまず、昨年6月の国際親善試合イラク戦での大勝劇を持ち出した。相手の強さよりも、FW本田圭佑、DF長友佑都ら所属クラブで出場機会を失っている主力が、直前に代表合流する日程面での不利を主張したが、アラブメディアの“挑発”に対し、日本の弱体化を認めなかった。

 「日本のチームはまだまだ最終予選を突破できるクオリティーがある。明日は勝つと思う」と、勝ち点3獲得を高らかに宣言。負ければ自身の進退問題も浮上する危機的状況で、ハリル監督は自ら退路を絶った格好だ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/5(水) 19:35

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