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欧州組で最も輝きを放つヘルタ原口が口にした危機感 「実は自信のない部分が…」

Football ZONE web 10/5(水) 22:08配信

今季のブンデスで全6試合にフル出場中

 今シーズン、日本代表の欧州組で最も結果を残しているアタッカーであるFW原口元気(ヘルタ)は、慢心なく決戦に臨む――。6日に迫ったロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク戦での先発が予想されているが、あえて「危機感」という言葉を繰り返して自らを奮い立たせようとしている。

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 近年の日本代表の看板を背負ってきた存在と言えば、MF香川真司(ドルトムント)、MF清武弘嗣(セビージャ)、FW本田圭佑(ACミラン)、FW岡崎慎司(レスター)らだが、全員に共通するのは所属クラブでのポジション争いに巻き込まれて出番が限られている点だ。出場機会の少なさから“試合勘”を懸念する声も挙がるなかで、期待を寄せられているのが原口である。

 ヘルタ在籍3シーズン目となった原口はパル・ダルダイ監督の信頼を完全に獲得しており、ブンデスリーガ開幕から先週末の第6節ハンブルガー戦(2-0)までのリーグ6試合すべてに先発フル出場。第1節のフライブルク戦(2-1)で2得点に絡み、続く第2節のインゴルシュタット戦(2-0)で2アシストを記録するなど、ゴールをお膳立てする働きぶりが高く評価されている。

「他の選手がどうかは分からないですけど、僕はコンディションはベストだと思っています。メンタルも含めて、トップの状態で明日はプレーできると思っています」

 本人も充実感を漂わせていたように、レギュラーとして起用される可能性は高そうだ。「ヘルタでは攻撃と守備を半々くらいの意識でやっていますけど、もっと攻撃に比重がかけられる」と話す一方で、9月のタイ戦(2-0)に続く2試合連続ゴールについて問われると、「変な話ですけど……」と前置きしてこう話した。

「だからこそ、なんとしても決めたい」

「実は自信のない部分というか。ゴール前のクオリティーというのは課題なので、タイ戦では先制ゴールを挙げましたが、明日、そして今後も結果を出し続けていくことが自信につながっていくと思うので。だからこそ、なんとしても決めたいという気持ちは持っている」

 フィニッシュワークに「自信がない」と語ったのは、リーグ戦で今季ゴールを挙げられていない点も一因にあるのかもしれない。「他の部分が上がったので、そこ(フィニッシュの精度)だけついてきていない」との自覚があるからこそ、原口は繰り返し「危機感」を口にした。

「活躍できなかったら、すぐにベンチへ戻る立場だと思っている。危機感しかない。でも危機感を持ってプレーしている時こそ、一番結果が出るはず」

 イラク戦の会場はかつて在籍し、サポーターを己のゴールで歓喜させた埼玉スタジアムだ。「ゴールはイメージしやすいスタジアムですし……決めたいですね」と決意を胸に秘めたアタッカーは、得意のサイドからのドリブル突破で自らの課題、そして閉塞感漂う代表の雰囲気を打破しようとしている。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/5(水) 22:08

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