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テロリスト扱い?軍人はこんなにヒラリーが嫌い

JBpress 10/5(水) 6:15配信

 いよいよ大詰めを迎えている米大統領選挙。ここに来て、米軍内部の最新の世論調査結果が公開された。

 その内容は驚くべきものだった。共和党のドナルド・トランプ候補、リバタリアン党のゲーリー・ジョンソン候補が米兵の熱烈な支持を受けており、民主党のヒラリー・クリントン候補は三番手だというのだ。おまけに支持率は2人の半分しかない。

 この調査結果は何を意味しているのだろうか。

■ 将校たちの間ではジョンソン候補が第一位

 9月21日に公表された、米軍向け軍事紙「Military Times」とシラキュース大学による、2200人の米兵を対象とした共同調査によれば、トランプ候補に投票すると答えた割合は37.6%、ジョンソン候補36.5%、ヒラリー候補16.3%、緑の党のスタイン候補は1.2%、その他3.2%、いずれの候補にも投票しないという答は約5%だった。

 将校団と下士官・兵隊では支持する候補が異なっている。幹部である将校たちの間では、なんとジョンソン候補が第1位の38.6%、クリントン候補が27.9%、トランプ候補は26%の支持率だった。他方、下士官・兵隊の間ではトランプ候補の人気が高い。トランプ候補が39.8%、ジョンソン候補が36.1%、クリントン候補が14.1%である。

 軍種ごとに見ると、陸軍はトランプ候補が40.6%、ジョンソン候補が35.6%、ヒラリー候補が14.2%と、トランプの人気とヒラリーの不人気が目立った。海兵隊はさらに強烈で、トランプ候補が50.4%、ジョンソン候補が26.7%、ヒラリー候補が10.2%となった。

 一方、海軍と空軍はジョンソン候補を強く支持している。海軍はジョンソン候補が42.3%、トランプ候補が28.4%、ヒラリー候補が21.2%。空軍はジョンソン候補が37.8%、トランプ候補が34.8%、ヒラリー候補が18.3%となった。

■ 際立つヒラリー候補の不人気ぶり

 これらの結果が示しているのは、ヒラリー候補の飛び抜けた不人気ぶりである。

 ジョンソン候補は、内政面はともかく、外交や安全保障面は不得手である。実際、ニュース番組で、内戦中のシリア・アレッポの人道危機を尋ねられた際に、「アレッポって何?」と答えたことは記憶に新しい(注:アレッポは、現在シリア政府軍とロシア軍に空爆を受けているシリア北部の都市)。

 また、この調査の少し前の7月、トランプ候補は、息子がイラクで米兵として戦死したムスリム夫妻を中傷した。トランプ候補の発言は英雄の遺族を批判するものとして、激しい世論の指弾を受けた。米軍将兵にとっても許しがたい事件だった。

 それでもなお、多くの米軍人がヒラリーよりもジョンソンとトランプを支持しているのだ。いかにヒラリー候補の人気がないかがお分かりいただけよう。

■ ヒラリーは米国の「内なる脅威」? 

 実際、米軍人のヒラリーへのネガティブな評価を裏付ける騒動も発生している。

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最終更新:10/5(水) 10:30

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