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北朝鮮がミサイル攻撃を実行したら? 日本の迎撃システムは十分なのか

週プレNEWS 10/5(水) 6:00配信

『週刊プレイボーイ』本誌で「石川英治のホワイトハッカーなんでも相談室」を連載中のホワイトハッカー、石川英治が9月上旬に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて語る。

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もし北朝鮮が日本を攻撃してきたら、日本は大丈夫!?(46歳・会社員)

北朝鮮が9月上旬に弾道ミサイル3発を発射しました。当初はG20で集まった世界の首脳へ武力を誇示するためか?といわれましたが、本当はアメリカと戦うための新技術のテストだったようです。

発射されたミサイルは、分離型の弾頭が装備された中距離兵器で、想定しているのは韓国に配備予定のアメリカの最新鋭ミサイル防衛システム「THAAD=サード(高高度防衛ミサイル)」に対抗することでした。ミサイルの弾頭がロケットから分離されると標的として狙われにくい大きさとなり、速度も増して迎撃を困難にするという理論で造られています。

軍事技術は日々進化を遂げています。近い将来では、衛星から自由落下で高速に撃ち出されるタングステン製の槍での攻撃なども、開発が進んでいるようです。

さて、北朝鮮の目標はあくまで韓国との国境を守るアメリカ軍や日本に配備されているアメリカ軍施設であって、日本そのものではないようですが、どちらにせよ自国にミサイルが飛んでくるのは、いい話ではありません。

日本という、世界でもかなり平和な国で暮らしている僕たちにとって、テロや戦争がニュースで報道されても実感がないのではないでしょうか。しかし、そう遠くない未来に日本が攻撃されるようなことがあった場合、どの程度の安全が確保されているのでしょう?

日本の防衛の中心はイージス艦です。装備は「SM-3」という超高性能ミサイルで射程は400kmもあり、大気圏外に到達しても性能が落ちないというハイテクなシロモノです。現在、この「SM-3」は海上自衛隊のイージス艦で4隻、それより少し小さい艦3隻で運用されています。

先に登場した最新防衛システム「THAAD」に日本の防衛を任せるわけにはいかないのでしょうか? 「THAAD」は射程が200kmの地上発射型迎撃ミサイルで、幅数百km・長さ2000kmという地形の日本列島を守るためには、数十基の発射装置を配置しなければカバーしきれないのです。

さらに、発射装置を悪用されないための管理・監視のコストも膨大になるため、射程の長い高性能ミサイルを搭載したイージス艦を海に配備する、という体制をとっているのです。これならば攻撃してくる相手から400km以内の海域にイージス艦を派遣すれば、細長い日本列島の端から端までカバーできるのでとても合理的で、迎撃率もかなり高いようです。

そもそも民間の居住地が狙われる確率の低い日本で、北朝鮮の挑発的な行為があまり身近に感じられないその陰で、こんな迎撃システムの目に見えない活躍があるのです。

●石川英治(いしかわ・ひではる)
1969年生まれ。現役の“ホワイトハッカー”で、ネットワーク犯罪評論家。不正アクセス禁止法の施行(2000年2月13日)以前は、バリバリのハッカーとしてやんちゃなことも

最終更新:10/5(水) 6:00

週プレNEWS

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