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斎藤工がキムタクっぽい!?「運命に、似た恋」は大人の女の胸キュンがいっぱい

女子SPA! 10/5(水) 16:20配信

【芸能ライター・スナイパー小林のドラマ評~秋のNHKドラマ】

 週末のNHKドラマの充足感が半端ねえな、ということで現在放送中の3作をピックアップ。前回は尾野真千子、長谷川博己が出演する「夏目漱石の妻」を紹介した。これ全4回しか放送がないのでチャンスがある人はお早めに見る準備を。

 今回はしっとりとした秋にふさわしいラブストーリーをエンタメライターのスナイパー小林がご案内。心がジュン、とするドラマです。

◆60分間に北川悦吏子ワールド全開

「運命に、似た恋」毎週金曜/22時~(全8回)主演:原田知世、斎藤工

 カスミ(原田知世)は45歳、バツイチ、高校生の息子を育てながらクリーニング店で働いている。ある日、配達先で出会ったのは内装や家具、小物を手がける人気デザイナーのユーリ(斎藤工)だった。少々強引に自分へ近寄ってくる年下の男性に戸惑いながらも惹かれていくカスミ。

 実は幼いころに出会い、将来の再会を誓っていたふたり。会えずにいた時間、年齢、立場を越えてふたりはどんな恋愛を紡いでいくのだろうか――。

 エイジレス女優の代表・原田知世が主演という時点で、だいぶ士気が高まっている本作。45歳。まだ私がその年齢に達していないせいもあるけれど、すごく難しい年齢に思える。個人差はあれど「女でいるのか、いないのか」、そんな選択を迫られる微妙な時期なのではないだろうか。そんな年齢を原田さんはわざとらしくなく表現している。見ているだけで豊かな香りがしてくる女優だ。

“年下男性なのに自分よりも身分が上で、今まで周囲にはいなかった存在との恋”。このシチュエーションだけでご飯3杯はいけそうな感じがある。その恋のお相手、斎藤工も程よくツヤっぽい感じがして良い。

 そしてドラマでは、子どものように強引に彼が迫ってくるシーンが続く。

 1話でいきなり自分の部屋へ連れ込んで自分が創った椅子に座らせるシーン。これ、ご時世がご時世なだけに、強引すぎるのはヤバいんじゃないの!? と思ったが、やっぱり色男がやると全然違うものですね。安心して観れました。

 不慣れなカスミにいきなり運転を代わってそのまま発進するシーンも印象的。「もし次の信号が青だったら、第三京浜を抜けてこのままどっかに行きませんか?」と、会って1時間以内にドライブへ誘う。それにうっとりときめくカスミ。

 また、カフェでランチするシーンでは、カスミの隣に座るやいなや「あなた、僕の運命の人なので」と、いきなりの告白で女の心をかき乱す。

 なんだか彼がキムタクに見えて仕方ない、と思ったら脚本は北川悦吏子! 恋愛ドラマにつきものの、二人の恋路を阻むスパイス役もきっちりと登場していて、メリハリのあるストーリーを描かせたらもうお手の物。ついでに主題歌はCoccoときたら、もう90年代が戻ってきたような感じ。

 草食男子とやらが世間を席巻しているけれど、やっぱり恋に必要なのは男性の強引なアプローチ。見終わった後、なんだか強い酒が飲みたくなった。

<TEXT/スナイパー小林>

【スナイパー小林 プロフィール】

ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k

女子SPA!

最終更新:10/5(水) 23:14

女子SPA!