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新Apple Watchを分解 防水性能アップで難儀

NIKKEI STYLE 10/6(木) 7:47配信

 iPhone 7/7 Plusが発売された2016年9月16日、米国のベンチャー企業iFixit(アイフィックスイット)が東京で、世界に先駆けて分解作業を行った。その様子は「iPhone 7『分解の儀』 職人の技を見た」でお届けしたが、まさにそのとき、隣の机ではApple Watch Series2を分解していた。

■大きく進化したApple Watch

 Apple Watchも今回は大きな変化を遂げている。

 一番の変化は、防水性能が着用したまま水泳ができるレベルまで高くなったこと。Apple Watchは2015年に登場した最初の製品では「水深1メートルの水に30分間水没しても、水が浸入しない」レベルの防水だった。これは今回のiPhone 7/7 Plusと同レベル。水の中で激しく動かすと水没の恐れがある。それに対してApple Watch Series 2の防水性能は「50m防水」レベル。水泳など、浅いところであれば水に入れたままの運動も可能なレベルだ。

 また、GPSが内蔵された、FeliCaに対応した、など機能も充実した。あの小さなきょう体にどのようにこれだけの機能を入れているのだろう。

 Apple Watchを分解するのはiFixitテアダウン・エンジニアのアンドリュー・ゴールドバーグ氏。iPhone 7 Plusを分解したジェフ・ソヴァネン氏以上に、黙々と作業に取り組むタイプだ。いつの間にかApple Watchが箱から取り出され、最初の撮影が始まっていた。

■いきなり巨大ドライヤーを取り出す

 さて、分解に取りかかる。どうやって開けていくのだろうと思って見ていると、取り出したのが、巨大なドライヤーのような「ヒートガン」だ。これをApple Watchの画面に向けて1、2分吹き付ける。「どれくらい熱くなるの?」と聞いたところ、「持てないくらい、相当熱いよ」とのこと。

 次に取り出したのはナイフ。「まさかガラスをやわらかくして切ってしまうのだろうか」と想像したが、それは外れ。ガラスと本体との間にナイフの刃を挿し込んでいるようだ。

 だが、どうも思ったように剥がれないらしく、再度ヒートガンで熱し始めた。先ほど以上に念入りだ。そしてナイフで再挑戦。やっと、すこしずつ刃先が間に入り込んだようだ。ナイフだけでなく、プラスチックのオープナーも使ってようやくディスプレーと本体とに分かれた。後から聞いたところによると、防水性能を向上させるために、かなり接着剤が強固なものに変わったようだった。

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最終更新:10/6(木) 7:47

NIKKEI STYLE

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