ここから本文です

妊娠しやすいタイミング知らない人が3分の2! 20代男性の妊活知識って・・・どうなの?

オーヴォ 10/6(木) 13:27配信

 少子化の問題は今に始まったことではないけれど、一向に解決しないのはその背景をもっと考える必要があるかもしれない。女性だけではなく、パートナーである男性の意識に関しても考えてみるべきではと、ゲンナイ製薬(東京)では、20歳~29歳の男性1,000人を対象に「20代男性の妊活に関する意識調査」を実施した。

 まず、配偶者がいる人に現在子どもが何人いるか聞いたところ、「子どもはいない」が48.2%、「1人」が39.8%、「2人」が12.0%となり、平均人数は0.64人となっている。

 続いて、将来何人の(子どもがいる人はあと何人の)子どもが欲しいか質問すると、「(現状以上は)欲しいと思わない」が55.8%、「(あと)1人欲しい」が10.9%、「(あと)2人欲しい」が25.8%、「(あと)3人欲しい」が5.2%、「(あと)4人以上欲しい」が2.3%。配偶者がいる人では、「(現状以上は)欲しいと思わない」が21.7%、「(あと)1人欲しい」が45.8%、「(あと)2人欲しい」が31.3%、「(あと)3人欲しい」が1.2%となり、平均人数は1.12人となった。20代既婚男性は、将来的に夫婦1組あたり1.76人(現在の子どもの人数0.64人と将来的に欲しい子どもの人数1.12人の合計)の子どもを持つことを希望している。

 夫婦1組あたりの希望人数が実際にそうなれば、現在の合計特殊出生率を上回るため、少子化に多少の歯止めはかかりそうだが、それでも人口減少は避けられない。男性がこうした意識を持っている現状も、少子化対策を考える上で留意する必要がありそうだ。

 現在子どもがいなくて、将来的に子どもが欲しい人(403人)に、何歳になるまでに第一子が欲しいかという質問では、「20代後半(~29歳)まで」(35.5%)や、「30代前半(~34歳)まで」(42.9%)に回答が集まった。

 また、結婚や育児について「(相手がみつかれば)20代で結婚を決めることに抵抗はない」と思う人は全回答者のうち75.1%。晩婚化や少子化の要因として、“若者の結婚離れ”が挙げられるが、現実にはそれほどでもない様子。さらに、20代男性は共働き志向が半数強、“イクメン”志向が4人に3人いるなど、男女共同参画の観点においても意識がかけ離れているわけではない。

 さて、結婚して「子どもが欲しい」となると妊活だ。その実態を探ってみよう。子どもは“こうのとり”が運んでくるものではないので、まずは、20代男性の性交渉について「答えたくない」と回答した人を除く828人に聞くと、「経験がある」が54.3%、「経験がなく、興味はある」が30.0%、「経験も興味もない」が15.7%に! “草食系”男子うんぬんが言われるが、現実には“絶食系”男子も少なからず存在するようだ。



 次に、妊娠のしくみを初めて知ったきっかけを聞いたところ、「学校の授業でならって」が最も多く69.2%。ここからの質問は妊活で重要なポイントになるが、避妊しない場合、排卵に合わせた一度の性交渉で妊娠する確率はどのくらいあると思うか聞くと、「100%」が4.8%、「80%~100%未満」が12.5%、「60%~80%未満」が24.5%、「40%~60%未満」が23.9%、「30%~40%未満」が13.5%、「30%未満」が20.8%という結果に。実際には健康な男女が排卵に合わせて行う一度の性交渉で妊娠する確率はおよそ“15%”に過ぎない。この回答結果は、避妊の重要性を教わってきたためとみられるが、妊活の知識の視点からみると、多くの男性は“子どもが欲しくなったらすぐにできる”と勘違いをしているとみてもいいかもしれない。

 さらに、「なるべく頻繁に射精をすることで、元気な精子が作られ妊娠しやすく(させやすく)なること」の認知率は45.6%、「妊娠しやすいタイミングは排卵日の当日ではなく、2日前から前日であること」の認知率は33.1%、「卵子は産まれたときから体内にあり、新たに作られることはないこと」の認知率は40.3%、「“生理がくる=妊娠できる体”とは限らないこと」の認知率は40.6%──パートナーである女性が知っていれば問題はないような気がするものの、20代男性諸君の妊活知識は心もとない。

 妊活だと思う活動は何か聞いたところ、「妊娠・妊活について、パートナーと話し合う」(62.9%)、「妊娠・妊活について調べる」(58.1%)、「妊娠しやすいタイミングで性交渉する」(42.3%)が上位を示した。不妊の要因は女性側にあると思われがちなためか、「長風呂、長サウナは控える」(8.4%)、「長時間、自転車・バイクに乗らない」(8.1%)、「ブリーフよりもトランクスを履く」(6.8%)、「ひざの上でノートPCを使わない」(6.8%)、「育毛剤を服用しない」(6.3%)といった、男性自身が取り組む、妊娠しやすい(させやすい)体づくりは下位にとどまった。

 別の質問で不妊症の約半数は男性に原因があることを知っている人が3割の現状も踏まえると、男性側に要因がある不妊のことや、男性自身が取り組む妊活については、あまり知られていないのかもしれない。



 不妊で悩んだ場合、将来的に子どもが欲しい人442人のうち、8割強が「不妊検査・治療に費用がかかっても、子どもを授かるまでは諦めたくはない」としていたものの、医療機関での検査や治療をすると答えた人は4人に1人の割合。不妊検査や治療に抵抗を感じる男性は多く、“妊活は女性が行うもの”との認識を持っている様子。総じて調査の結果から、“男性不妊”に関する知識不足が浮き彫りになり、この点も少子化対策として考える必要がありそうだ。

最終更新:10/6(木) 13:27

オーヴォ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。