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史上最少観客数記録を更新 人気凋落が止まらない巨人

週刊文春 10/6(木) 12:01配信

 2万5397人――。9月27日、東京ドームで行われた巨人―中日戦は、実数発表以来最少となる観客動員数を記録した。従来の最少記録が11年10月4日の巨人―横浜(現DeNA)戦での3万2584人だから、20%以上の大幅減だ。

「時代が変わったなぁ、と思わずにはいられませんでした。今季のセ・リーグ観客動員数は、6球団トータルでは史上最多で、特に広島とDeNAが過去最高の観客動員を記録しています。巨人はセ・リーグ最多の観客動員数こそ死守しましたが、リーグで唯一、前年比マイナスでした」(スポーツ紙デスク)

 なぜ巨人人気はここまで凋落してしまったのか。

「現在のプロ野球界で一番のスターは日本ハムの大谷翔平ですが、残念ながら、今の巨人には、そういう選手がいません。高橋由伸監督は阿部慎之助(37)や村田修一(35)という計算できるベテランに頼る傾向があってチームに勢いや若さ、一生懸命さが感じられない」(ベテラン番記者)

 その高橋監督は、現役時代から苦虫を噛み潰したような表情がトレードマークでサービス精神旺盛とは言い難かったが、それは今も変わらない。

「報道陣に何を聞かれても、『それは、これから考えます』ばかりで、最近ではほとんど質問も出ない。ウソかマコトか、広島優勝の感想を問われても『これから考えます』と答えた、という笑い話があるくらい(苦笑)」(同前)

 選手たちとのコミュニケーションは大丈夫なのか。

「選手は『口うるさかった原(辰徳)さんよりマシ』という反応です。一方で、采配はあくまで正攻法で意外性に欠ける。チーム内でクライマックスシリーズでの投手起用の話になって、『勝ち進んでカープとやることを考えたら、ファーストステージで菅野(智之)を温存するのもアリでは』という意見が出たそうですが、『でもウチの監督は、そんなことやんないよ。勝負しないから』と即座に打ち消されたとか」(同前)

 そんな高橋監督を、フロントはどう評価しているのか。

「フロントはフロントで高橋監督には、野球賭博騒動など“火中の栗”を拾ってもらった借りがあるから、何も注文を付けないんです」(同前)

 ファンはよく見ているということか。


<週刊文春2016年10月13日号『THIS WEEK スポーツ』より>

「週刊文春」編集部

最終更新:10/6(木) 12:06

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