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2年越しの代表への思い。齋藤学、ロシアW杯への挑戦が始まる

webスポルティーバ 10/6(木) 12:26配信

「4年後に”絶対の存在”になって戻ってきますよ。成長できた部分もあると思っています。自分のよさは仕掛けられるところだと思うので、そこをもっと伸ばしていきたいですね」

【写真】Jリーグで大活躍の齋藤学、久しぶりの代表で違いを作れるか。

 2014年6月、ブラジルのクイアバ。日本代表が惨敗したブラジルW杯が終わった後、当時24歳だった彼はすでに先を見据えていた。切り札として23名のメンバーに入ったが、たったの1秒も出場機会を与えられていない。しかし、もどかしさを吐き出すよりも胸中に収め、前に進むための燃料にしようとしていた。

「目指すところが分かったんです。今はどれもこれも足りない。でも、少しずつよくなっているし、すべてうまくなりたい。守備も、テンポを作るパスも、ヘディングでのゴールだって……」

 湧き上がる大きな欲求が、小柄な男を突き動かしていた。

 ロシアW杯アジア最終予選、齋藤学はイラク戦、オーストラリア戦に向けたメンバーに選ばれている。武藤嘉紀、宇佐美貴史の2人がケガしたことによる追加招集だが、周囲の期待は大きい。直近のヴァンフォーレ甲府戦では2得点2アシストの活躍を見せた。今シーズンの齋藤には”変身した気配”が漂う。

<27番目の選手>

 その扱いがそもそも不当と言える。齋藤は右サイドで縦への推進力を出せるし、左でサイドを封鎖し、タメを作るプレーもできるようになった。代表レギュラーの欧州組、本田圭佑や清武弘嗣と比較しても、何ら遜色はない。むしろ齋藤のプレーの方が冴えている。 

「自分の体を思うまま、自在に動かせるようにしたい。世界で戦えるように」

 そう思い立った齋藤は、この2年間、体を作り直してきた。積極的に栄養学を学び、実践し、ヨガや古武術やメンタルなどのトレーナーのところへ通った。結果、体のキレは増し、ケガも少なくなりつつある。

 そのドリブルは、Jリーグではもはやマーカーを寄せ付けない。2人がかりだろうが、3人がかりだろうが、スピードの変化を自在に操って”居合抜き”の要領で敵の裏を取り、”切り伏せて”しまう。ゴール前を横にスライドしながらシュートコースを見つけ、体の軸をぶらさずに打つコントロールショットは、「伝家の宝刀を抜く」の表現がふさわしい。

「まだまだです!」

 本人は決して現状に甘んじていない。満足したら成長は止まる、と腹をくくっているのだろう。謙虚さと向上心がいい塩梅(あんばい)で同居している。

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最終更新:10/6(木) 14:36

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