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早実・清宮幸太郎のセンバツ出場を阻む、都内のライバル投手たち

webスポルティーバ 10/6(木) 14:20配信

 ──清宮を止める投手は誰か?

 10月8日から高校野球の秋季東京都大会が開幕する。一次予選を勝ち抜いた64校が、来春センバツ出場の選考対象となるトーナメントを戦う。東京都のセンバツ出場枠は毎年1~2校あるため、今大会で優勝すればセンバツ出場は確実になる。

【写真】今夏、西東京大会準々決勝で早実を破った、伏兵・八王子

 今大会の大きな見どころは、何といっても清宮幸太郎を擁する早稲田実がどこまで勝ち上がるかだろう。最上級生になった清宮は、秋からチームの主将に就任した。現時点ですでに高校通算71本塁打をマーク。入学当初、報道陣の前で「80本くらいは打ちたい」と語っていた本数を軽々と超えそうなペースでアーチを量産している。

 2017年のドラフト候補のなかには楽しみな野手の逸材が多いのだが、清宮はその筆頭格。スター性と実力を兼ね備えた「ドラフトの目玉」になる可能性がある。そんな清宮を抑え込むような好投手が、東京都内にいるのだろうか。都大会に駒を進めたチームのなかからピックアップしてみよう。

 今夏、西東京大会準々決勝で早実を破ったのは、伏兵・八王子だった。勢いに乗って甲子園に初出場した八王子だが、原動力になった二枚看板は2年生。当然、新チームでも活躍が期待される。

 左腕エースの早乙女大輝は、身長171センチの小柄な体型に凄みのないボールから、一見平凡に見える投手だ。だが、打者の手元で伸びてくる好球質のストレートに加え、変化球で簡単にストライクを取るなどコントロールもいい。そこへ、甲子園から帰ってきてから常時120キロ台だったスピードが増してきている。

 そしてもう一人の看板はスリークォーター右腕・米原大地。140キロを超えるストレートと曲がりの大きなスライダーを武器にする好投手で、今夏の西東京大会ではリリーフとして好投。早実戦では清宮に「あわやホームラン」という大飛球を打たれたが、風にも助けられ右飛に抑えている。甲子園で打ち込まれた経験を糧に、秋に成長した姿を見せられれば、八王子の快進撃はさらに続くだろう。なお、八王子は早実とは反対側のブロックに入っており、対戦するとすれば決勝戦になる。

 秋の大会はどのチームも手探りでチームづくりをしているため、勝ち上がりを予測するのが難しい。それでも、もし早実が順調に勝ち上がったとしたら、大きなヤマ場になるのは準々決勝になりそうだ。その相手は3季連続で甲子園に出場している関東一か、西東京大会で3年連続準優勝の東海大菅生、この2校のいずれかと予想される。

 特に関東一には、高橋晴という大型右腕がいる。今夏はベンチ入りを逃したが、190センチに迫る巨体から140キロを超える快速球を投じる大器だ。今秋の一次予選では安定感のある投球を披露し、仕上がりの良さを見せた。また、関東一には小川樹という好投手も控えており、野手陣のレベルも高い。今大会の優勝候補と言えるだろう。

 東海大菅生には投打に能力の高い小玉佳吾がいる。今夏のエース・伊藤壮汰をも凌ぐ快速球を投げ込むと評判の右腕だが、試合をまとめる能力はまだ発展途上。試合を重ねるなかで「勝てる投球」を身につけられるかが、カギになりそうだ。

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最終更新:10/6(木) 14:29

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