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犬が飼い主に甘えるのは遺伝子のせい:研究結果

WIRED.jp 10/6(木) 7:51配信

犬が人間の気を引こうとしたり、人間にくっつきたがるのは、彼らの遺伝子が原因であるという可能性を示す研究結果が発表された。この研究はビーグル犬の行動について調べたもので、犬の人間との関わり方に影響を与える遺伝子が5つ発見されたという。

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具体的には、190匹のビーグル犬に問題解決タスクを与え、彼らのゲノムを調べた。その結果、「SEZ6L」と呼ばれる遺伝子が、「犬が人間のそばで過ごす時間と人間とのスキンシップを求める時間に大きく関係している」ことがわかった。また、「ARVCF」遺伝子のほかの2つのマーカーが、人間との触れ合いを求める行動に関連していたという。

Natureの学術誌『Scientific Report』で発表されたこの研究は、スウェーデンのリンショーピング大学の研究チームが行ったものだ。

研究で使われた犬は、スウェーデン南部にある研究センターの標準的な条件の下で繁殖、飼育された犬だった。彼らはみな似たような条件で育っているため、実験で互いを比較することができた。

「簡単に言うと、犬が受けたテストは解決不可能な課題を利用したものだ。課題は3つの類似の問題で構成されていたが、解決できない問題がひとつ含まれていた」と研究チームは論文に記している。犬たちに与えられた課題は、コンテナに取り付けられたプレキシガラス製のスライド式のフタを開け、中に入っているエサを食べるというものだ。

「3つのフタのうちひとつは固定され、開けることができないようになっていた。これが、この問題における解決不可能な課題である」と研究チームは説明する。「ほとんどの犬が、ある時点で近くにいる人間の方を向き、目をじっと見つめたり近づいて体に触れたりしながら、人間に協力を求めた」

犬が課題に取り組んでいる間、研究チームは、犬が助けを求めて人間の方を見たかどうかを記録した。その後、彼らのゲノムを分析し、人間に助けを求めた犬と、その傾向が少なかった犬との間で、似ている点と異なる点を調査した。

「その結果、5つの遺伝子が発見された。興味深いことに、それらのうち4つが、人間の社会的行動障害との関連性が以前に確認された遺伝子だった。したがって、これらの遺伝子は犬の人間に対する行動を決めている有力な候補と考えられる」

「今回の研究結果は、犬と人間のコミュニケーション行動と交流に対する遺伝的影響のさらなる解明に貢献するもので、犬が家畜化されていく過程への理解を深め、最終的には人間の社会的行動障害に関する知識の獲得に役立つ可能性がある」と論文には書かれている。

MATT BURGESS

最終更新:10/6(木) 7:51

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