ここから本文です

レスター岡崎にとっては向かい風… 指揮官が新たな武器「ロングスロー」に手応え

Football ZONE web 10/6(木) 19:14配信

クラブ・ブルージュ戦はエルナンデスのロングスローから、記念すべき大会初ゴール

 日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督が、昨季リーグを席巻したカウンターに続く武器として、両サイドバックによる「ロングスロー」を挙げている。英地元紙「レスター・マーキュリー」が報じた。

最新推定市場価格2016 「世界で最も価値のあるプレーヤー100人」

 昨季プレミアリーグを制したレスターの最大の武器と言えば、イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディと岡崎の2トップを起点とした前線からの激しいプレスによる果敢な守備と、そこからボールを奪って仕掛ける高速カウンターによる攻撃だった。

 王者として臨むシーズンはライバルたちが対策を練り、攻守のキーマンだったフランス代表MFエンゴロ・カンテ不在も響いて、ここまで開幕7試合は2勝2分3敗の12位。戦術バリエーションの少なさから停滞気味の状況だ。

 そこでチームの新たな武器となりそうなのが、オーストリア代表DFクリスティアン・フックスとスペイン人DFルイス・エルナンデスによる両翼からの「ロングスロー」だという。

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第1節の敵地クラブ・ブルージュ戦(3-0)でMFマーク・オルブライトンが決めた記念すべき大会初ゴールも右サイドからエルナンデスのロングスローによって生まれたものだった。続く第2節のポルト戦(1-0)でも再三ロングスローからチャンスを演出している。

「背の高い選手」が必要となれば岡崎は…

 ラニエリ監督は攻撃の新たなオプションとしての手応えを掴んだようだ。

「ポルト相手に両サイドからロングスローを入れるというのは一つのアイデアだった。我々はクラブ・ブルージュ戦ではロングスローから点を取っている。毎試合は不可能だが、いい作戦だ」

 ただし、日本代表FW岡崎にとっては決して喜べる状況ではないのかもしれない。クラブ・ブルージュ戦で岡崎は今季初めてメンバー外となったが、ラニエリ監督は試合後に「セットプレーで背の高い選手が必要だった。だからウジョアを選び、ムサをワイドに起用した。そのために岡崎はスタンド観戦になった」と、戦術的理由から岡崎ではなく長身のFWイスラム・スリマニやFWレオナルド・ウジョアを優先したと説明していた。

 あくまでオプションとしての戦術であることを示唆しているものの、他の選手に比べて高さがあるとは言えない岡崎の出場機会が今まで以上に減る可能性もある。

 もっとも今季のレスターは、アウェー戦3戦3敗の10失点と不安定な戦いぶりを見せており、お馴染みの4-4-2から中盤の人数をさらに増やす守備重視のシステムに変更する考えも持っているという。チームの方向性が流動的なだけに、様々な選手の起用が増えそうだ。岡崎は監督の期待に応え、定位置をつかみ取ることができるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/6(木) 19:14

Football ZONE web