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星野 源「米澤穂信さんは常に新しいことに挑戦されている」

ダ・ヴィンチニュース 10/6(木) 17:00配信

毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、TBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(毎週火曜夜10時より放送)に出演している、俳優、音楽家、文筆家の星野源さん。自身が歌うドラマ主題歌『恋』を収めた9thシングルも、絶賛発売中だ。本誌の記事では、同世代のミステリー作家・米澤穂信の最新刊『真実の10メートル手前』をプッシュしてくれたが、愛を語る言葉はまだまだ止まらず。こぼれ話を一部、お伝えします。

 ハマったきっかけは、本誌連載エッセイ「いのちの車窓から」の担当編集者に、米澤穂信の短編集『満願』をオススメされたことだった。米澤の<古典部シリーズ>はアニメ(『氷菓』)を通して見知ってはいたが、著作を読むのはその時が初めて。今では、「一番好きな小説家さんです」と言う。
「米澤さんの作品は、謎解きの部分も面白いんですけど、謎から生じてくる人間ドラマが面白いです。登場人物への愛をものすごく感じるし、ミステリーというジャンルの垣根を壊そうとしている感じがします。それをジャンルの外側からやるんじゃなくて、ジャンルのど真ん中でされているところが素敵です。自分も音楽活動をしている時は、“Jポップってこういうもの”と決められた枠を壊して、風通しを良くしたいと思っています。それを外側からではなく、Jポップの世界のど真ん中で遊んでいたいなって

 ジャンルの垣根を越え、ものづくりのスタンスに共鳴しているのだ。
「米澤さんの作品は最新作が常に新しいことに挑戦されている。今までに自分が書いてきたものを、常にアップデートして出してきている感じがするんですよね。その心意気や、野心にも惹かれます

 いつか2人の“ものづくり対談”が実現する日を熱望します!

(取材・文=吉田大助 撮影=山口宏之)

ほしの・げん●1981年、埼玉県生まれ。音楽家、俳優、文筆家。昨年12月発売の4thアルバム『YELLOW DANCER』が「第8回CDショップ大賞」を受賞。ラジオ「星野源のオールナイトニッポン」は毎週月曜深夜25時よりニッポン放送にてオンエア中。本誌にてエッセイ「いのちの車窓から」を連載中。『真田丸』で大河ドラマに初出演。

◆『真実の10メートル手前』
米澤穂信 東京創元社

経営破綻したベンチャー企業の広報担当者が失踪した。残されたメッセージから、居場所を探る。世間を賑わした高校生の心中事件は、本当に二人が考えたものだったのか……。フリージャーナリストの太刀洗万智が探偵役となって事件を解決すると共に、現場で感じ考えたことが綴られていく全6編収録の短編集。

※星野 源さんの本にまつわる詳しいエピソードはダ・ヴィンチ11月号の巻頭記事『あの人と本の話』を要チェック!

最終更新:10/6(木) 17:00

ダ・ヴィンチニュース

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