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"プリンス軍団"のドラマー・沼澤尚が語る、天才プリンスの存在

ローリングストーン日本版 10/6(木) 17:30配信

"プリンス軍団"NOTHING BUT THE FUNKでドラマーを務める沼澤尚が、唯一無二の天才プリンスを語る。

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1986年、チャカ・カーンのツアーへの参加という形でプロドラマーの道をスタートさせた沼澤尚。さまざまなセッションをしながら、1993年にはシーラ・Eとの共演も果たしたばかりでなく、他のプリンス軍団のメンバーと13CATSというスーパー・トリオ・バンドを結成し、ライヴだけでなく6枚ものアルバム(シーラ・Eもゲストとしてレコーディングに参加している)をリリースした沼澤は日本人唯一の"プリンス軍団"ということになる。

そして、現在もシアターブルックのドラマーとしてだけでなく、国内外のさまざまなライヴやレコーディングに参加しているスーパー・ドラマー、沼澤尚の活躍は音楽ファンなら周知のはず。そんな沼澤が、プリンス軍団の盟友たちとNOTHING BUT THE FUNK名義で3年ぶりに日本でライヴを行う。プリンスが他界した今年のライヴは何か特別なステージになりそうな予感がするが、改めて沼澤に、NOTHING BUT THE FUNKのライヴに向けて取材を行った。

―シーラ・Eとの共演、さらにプリンス軍団のメンバーと13CATSというバンド(キャット・グレイ、カール・ペラッゾ、沼澤とで結成したスーパー・バンド)も組んでいた"プリンス軍団・沼澤尚"なわけですが、改めて沼澤さんのプリンス軍団としての経歴を教えてください。

1983年にロサンゼルスの音楽学校MUSICIANS INSTITUTEのドラム科(Percussion Institute of Technology、以下P.I.T)に留学したのが僕のドラマーとしての第一歩なんです。そして、P.I.Tの卒業と共にそのまま同校のインストラクターをやりながらローカルで演奏し始めた頃、大親友だった同級生のシェルドン・ゴムバーグ(ライアン・アダムス、ベン・ハーパー・ウィズ・チャーリー・マッスルホワイトなどのアルバムでグラミーを受賞しているプロデューサー/レコーディング・エンジニア)を通じて、その頃プリンスの全面プロデュースでソロ・アーティストとして『グラマラス・ライフ』でデビュー、いきなり世界的な大スターになったシーラ・E.のバンドや、プリンスの『パープル・レイン』『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』、そして『パレード』のツアーに数年間参加していた同年代のミュージシャンたち(キャット・グレイ、カール・ペラッゾ、エディ・Mら)と知り合いになり、意気投合したところが全ての始まりでした。と、同時に同じくシャルドンを通じて知り合った大勢のミュージシャンの一人、トニー・パトラー(KEY)がチャカ・カーンのツアーバンドの音楽監督になった際に自分がドラマーとして参加したのをきっかけにロサンゼルスでのネットワークが広がり始め、20代からシーラ・Eをはじめこのプリンス・ファミリーだったベイエリア出身の特別な仲間と常に活動していたのが、そのまま13CATSの結成に繋がっています。

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最終更新:10/6(木) 17:40

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