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ノーベル文学賞、村上春樹氏の受賞の現実味は?世界のブックメーカーを見てみた

HARBOR BUSINESS Online 10/6(木) 9:10配信

 今月3日、東京工業大学名誉教授の大隅良典氏が、ノーベル医学生理学賞を受賞した。

 この期間、とりわけ国内メディアで注目される人物といえば、ノーベル文学賞受賞が期待される村上春樹氏を置いて他にいないだろう。ハルキストと呼ばれる熱狂的な村上春樹ファンが、テレビカメラの前で受賞の瞬間を見逃すまいと固唾をのむ(そして、肩を落とす)光景が過去、何度もお茶の間に流れてきた。

 ノーベル文学賞の発表は13日に行われるが、果たして村上氏が受賞する確率は実際、どの程度なのか?海外のさまざまなブックメーカー(賭け屋)の予想から、その現実味を探ってみた(倍率は10月4日付)。

 まずはイギリス政府公認のブックメーカーのひとつである「ラドブロークス」。こちらでは村上氏は見事、受賞予想のトップに選ばれている。ちなみに2位にはシリア出身の詩人、アドニス。第3位にはアメリカ現代文学を代表する作家、フィリップ・ロスが選ばれている(参照)。

 続いて、ヨーロッパ最大規模のブックメーカー「ユニベット」はどうだろうか。こちらでも村上春樹氏が倍率4.5倍で1位に選ばれている。しかも2位のアドニスが7.5倍と、3ポイント以上もリードしている。ちなみに3位にはケニアの国民的作家、グギ・ワ・ジオンゴが選ばれている(参照)。

 一方、北欧最大規模のブックメーカー「ベッツオン」を見てみると、先ほど村上氏の後塵を拝していたアドニスが倍率5倍で1位になっていた。村上氏は約1倍差の2位、3位には再びフィリップ・ロスが8倍で選ばれていた(参照)。

 さらに、欧州スポーツに特化したブックメーカーの「ベットセーフ」。こちらでも1位はアドニスが5倍で予想トップに立っていた。2位に5.5倍で村上氏、3位が8倍でフィリップ・ロスが続いていた(参照)。

 今回、取材班が確認した、他の多くブックメーカーでも村上春樹氏は、予想1位もしくは2位に選ばれていた。まさしく今年のノーベル文学賞の大本命といって間違いないだろう。そして、多くのブックメーカーでその対抗にはアドニスが選ばれていた。

 なお、ノーベル賞を主宰するスウェーデン・アカデミーは、候補者を明らかにしていないため、村上氏が審査対象者かどうか、公式には不明であることは念のため申し上げておく。いずれにせよノーベル文学賞発表まではあと数日ある。まだまだお祭り騒ぎは続きそうだ。

<文/HBO取材班>

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:10/6(木) 9:10

HARBOR BUSINESS Online

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