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郵政3社株価低迷の「借り」が相場を押し上げる!? 

会社四季報オンライン 10/6(木) 16:31配信

 10月4日は「投資の日」。単なる語呂合わせに過ぎないが、20周年とあって記念イベントなどには例年になく力が入ったようだ。

 2008年9月のリーマンショック直後の10月、日経平均株価は月間でマイナス23.8%と暴落。当時は「凍死の日」と揶揄する声が市場に満ちあふれた。今年はドイツ銀行に対する不安の後退や東京工業大の大隅良典栄誉教授が日本人として昨年に続いてノーベル生理学・医学賞を受賞したことなどを受けて株価は堅調だった。ご同慶の至りといったところか。

 10月4日に半導体製造の米マイクロン・テクノロジーが7~9月期決算を発表。決算発表の季節が再び巡ってきた。S&P500種株価構成企業の16年7~9月期は4~6月期の2.1%減益からわずかながらも増益に転ずると見られている。予想PERは依然として17倍超と過去数年の最高レベルにあり、個々の企業の決算内容に米国市場がどう反応するか、注目だろう。

 日本企業の第2四半期累計(4~9月)決算は10月第4週から佳境を迎える。3日に発表された9月調査の日銀短観で、大企業全産業の今年度経常利益予想は9.2%減と6月調査から2ポイント悪化した。ドル・円相場の想定レートが6月調査の1ドル=111円41銭から107円92銭へ見直されたことなどを踏まえれば、夏場に警戒されたほど悪くはないといえそうだ。

 もちろん、短観の大企業と上場企業の公表計画には相応の相異がある。昨年の9月調査の日銀短観で示された大企業全産業の経常利益予想(2015年度)は4.7%の増益だったのに対し、上場企業1530社が15年度第2四半期累計決算発表を終えた時点でのそれは6.9%の増益だった。世界経済の動向や為替相場の水準などが追い風のときの収益動向は「上場企業>日銀・大企業」、逆風のときは「上場企業<大企業」となるきらいがある。

 この7~9月期に関しては4~6月期までの強い逆風が、順風とはいえないまでもかなり弱まったのは間違いないと感じる。繰り返しになるが、総じて上場企業の決算はまずまずとの評価で落ち着くように思う。

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最終更新:10/7(金) 17:41

会社四季報オンライン