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過去にやられて気分が悪かったハイテク株で今度はウッシッシ

会社四季報オンライン 10/6(木) 20:41配信

 日経平均株価は9月27日に1万6285円の安値をつけました。しかし、米国の大統領選挙に向けた1回目のテレビ討論が行われ、「民主党候補のクリントン氏が優勢だったのではないか」との報道がなされたことで株式市場は反転しました。一方、米国の株式市場は今後の利上げや大統領選の行方を見極めたいとの思惑もあってか、高値圏でモミ合う展開が続いています。

 米国の株式市場に右往左往することが多い日本の市場でしたが、日銀のETF買い入れが9月に入ってからかなりの日数で行われていることもあって、閑散としながらも底堅く推移しています。こうした官製相場だと「閑散に売りなし」の格言通り、株価が上昇することが多いように思われます。

 ただ、最近の地合いは株価が激しく動く時間も短いため、いきなり動き出した銘柄に飛び乗っても、スイングトレードの視点ではうまくいきそうに思えません。そうした銘柄に飛び乗るよりは、決めたテーマに即した銘柄に絞ったほうが落ち着いて取引できそうです。

 日経平均は下落過程であけた9月9日安値と12日高値の間のマドを埋めることはありそうですが、さらに上振れるかどうか現状では判断できません。米大統領選の趨勢がある程度はっきりするまでは、モミ合いの続く可能性もありそうです。

 ドル・円相場は足元で円を売ってドルを買う動きが強まり、1ドル=103円台まで円安ドル高へ振れました。ドル・円はそろそろ方向感が出てくるかもしれません。今後の動きには注目です。

 東証株価指数(TOPIX)を意識した買い目線で、ハイテク関連を中心にした中小型株へ投資先を変更したことには何度が触れました。現在、保有している銘柄には、システム構築コンサルが主力の豆蔵ホールディングス <3756> 、独立系SIでクラウド、Web構築を行うコムチュア <3844> があります。他社の決算の下方修正に多少はつられているようですが、それでも豆蔵ホールディングスは高値更新が続いています。

 十数年前に手掛けたハイテクセクターはリーマンショック時にかなりやられてしまい、気分が悪くてあまり手掛けることはありませんでしたが、こうやって「巡り巡ってまた相場が戻ってくることもあるのだなあ」と感慨深く感じています。引き続きハイテク関連銘柄中心にテーマ性のある中小型株へ物色の矛先を振り向ける考えです。

 一方、今夏は台風が毎週のように日本を通過したこともあり、これまでも食品価格は値上がりしていましたが、なかでも生鮮食品の値段が一段と上昇しています。財布のヒモが再びきつくなる可能性もあるだけに、食品株は選別が必要になりそうです。

 (毎週木曜日に掲載)

 横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

横山 利香

最終更新:10/7(金) 17:41

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