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京商の“クルマみたいに動く”ドローンに業界騒然!

日経トレンディネット 10/6(木) 12:16配信

 2016年9月23日から25日まで、日本プラモデル工業協同組合主催の「第56回全日本模型ホビーショー」が東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。イベントには全66社が出展し、プラモデルやラジコン、フィギュア、鉄道模型など、最新の模型ホビーの発表・展示を行った。

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 今年の目玉は何といっても日本を代表する老舗ラジコンメーカー、京商のブースで大々的にお披露目された「DRONE RACER/ドローンレーサー」だ。

●レース用を見据え低空飛行に特化したドローンレーサー

 ドローンというと、空撮などを行う小型無人航空機をイメージする人が多いと思うが、ドローンレーサーは手軽にレースを楽しめるように設計されているのが特徴だ。コンセプトはズバリ「未来のクルマ」。リアにウイングを装備したフォーミュラーカー風のボディーデザインが採用されている。

 一般的なドローンと大きく違うのは、その「高度」。ドローンレーサーは低空飛行に特化したモデルなのだ。プロポ(コントローラー)のスイッチで地表約35cmまたは約60cmのどちらかを選べば、あとは内蔵された超音波センサーと気圧センサーによって常にその高度を保ったまま飛行することができる。通常のドローンのようにフライト技術を必要とせず、操作はごくシンプルだ。プロポもラジコンカーと同じホイールタイプだし、その操作も基本的には同じ。また、車体重量が約130gと超軽量なので、昨年から施行されたドローン規制法の対象外となっており、どこでも気軽に飛ばすことができる(200g未満のドローンは規制対象外)。

まるで『スターウォーズ』に出てくるポッドレーサーのよう

 速度は「イージーモード」「アクティブモード」の2段階から選べ、最高速は時速約35km。低空飛行のせいか、見た目にはかなりスピード感がある。

 映像を見てもらえば分かる通り、地表すれすれを行くその姿は「飛ぶ」というより「滑走」という表現がふさわしいもの。会場がどよめくほどインパクトのあるものだった。まるで映画『ブレードランナー』のスピナー、あるいは『スターウォーズ』に出てくるポッドレーサーのようである。

 レースといえば、状況に応じてマシンセッティングを行うことも醍醐味のひとつだが、ドローンレーサーはPCまたはAndroid端末につなげ、専用ソフトでそれを行う。飛行中の姿勢や挙動などのアルゴリズムを変更し、最高速度やハンドリングを変えられるわけだ。挙動を見る限り、普通のラジコンカーに比べると超アンダーステアな操縦性なので、レースをする際に意思通りに動かすのにはある程度の練習が必要だろう。今後は優れたユーザーたちの手によってさまざまなテクニックが生みだされるに違いない。

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最終更新:10/7(金) 14:47

日経トレンディネット

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