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「大人化」する定番お菓子 甘さ控えめ、食べきりサイズのぜいたく

NIKKEI STYLE 10/7(金) 7:47配信

 かつては子ども向けとされてきたお菓子だが、近年はプレミア感を打ち出した大人向けのお菓子が注目されている。ちょっと値段が高くても、品質がよく、おいしいものを食べたいという大人のニーズが、お菓子市場の拡大を後押ししているようだ。

■お菓子市場のターゲットは子どもから大人へ

 明治は今年、1968年から発売されているロングセラー商品「カール」をベースとした「大人の贅沢カール」を発売した。

 最近、ロングセラー商品を「大人化」したお菓子が増えている。明治の「大人のきのこの山・たけのこの里」、不二家の「カントリーマアム(大人のバニラ・ココア)、グリコの「ポッキー<大人のミルク>」、ブルボンの「大人プチシリーズ」、ネスレの「キットカット ミニ 大人の甘さ」など、各メーカーが定番のお菓子を次々と大人向けへ展開している。

 「お菓子を小さい頃に食べていても、成長とともに離れる方がほとんど。一度離れていったユーザーを取り込めないかと考えました」(明治広報部の粉川良恵さん)

 「定番のロングセラー商品で取りこぼした層を拾うためにさまざまな商品展開をしていますが、その中でも特に大人層に力を入れはじめました」(不二家広報室の上田博子さん)

 矢野経済研究所が発表した「2016年版 菓子産業年鑑 流通菓子編」によれば、2008年度以降、メーカー出荷金額ベースで前年度比が98%~101%と停滞気味だった流通菓子市場だが、2014年度は消費税引き上げがあったにもかかわらず前年度比104%。2015年度は102%(見込み)で、2年連続で規模が拡大した。同研究所は市場拡大の主な要因として価格改定が受け入れられた点や、チョコレートやナッツ類の健康効果が注目されたことなどをあげているが、これらも大人を消費者として取り込んでいるからだろう。「大人をターゲットにした商品開発に菓子メーカー各社が注力しており、こうした大人消費がここ数年の流通菓子市場を下支えしている」と同研究所は分析する。

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最終更新:10/7(金) 7:47

NIKKEI STYLE

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