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松岡昌宏が演じる新たなダークヒーロー

コンフィデンス 10/8(土) 7:00配信

 派遣先の家庭の“根深い汚れ”を暴き、再生へと導く。家事スキルを駆使して活躍する家政夫・三田園薫のダークヒーローぶりに期待が高まる10月期ドラマ『家政夫のミタゾノ』。主人公を演じる松岡昌宏が、ほぼ全編にわたり女装姿を披露することでも大きな話題となっている金曜ナイトドラマ枠の最新作だ。

【写真】派遣家政婦・花田えみり役の清水富美加

 「松岡さんは「必殺仕事人」シリーズでご一緒した時から、やはり圧倒的な存在感がある方だと思っていました。今回は女装に挑戦されますが、今までに見たことない松岡さんの新しい一面が見られると思います。三田園が派遣先でどんな秘密を知り、何を仕掛け、その家族がどこに向かうのか。毎回、ドキドキする展開を用意しています」(秋山貴人プロデューサー、以下同)

 家政婦紹介所の所長に余貴美子、同僚に清水富美加といったレギュラー陣を配置。柴本幸、堀田茜、平田敦子など他の家政婦たちも登場する。

 「余さん演じる所長は三田園が何者なのか、その謎を少しだけ知る人物です。清水さん演じる、三田園の相棒・花田えみりは、想像を超える三田園の行動に振り回されたり、巻き込まれたりします。三田園というのは、この家は何かおかしい、歪みがあると察知したらエンジンがかかってしまう人物。派遣先の家庭が隠している秘密を暴きたくなってしまい、周到に罠を仕掛け、その家を崩壊させていく、かなり危ない人なんです」
 
 家事監修には、家事芸人としてお茶の間でも人気の松橋周太呂氏を起用。視聴者が実際に応用できるテクニックなどもドラマ内で紹介していく。

 「観た方に少しでも得した気分になってもらえれば、ということでもありますが、ストーリー展開の核となるような家事のアイデアなどにもアドバイスをもらっています。私自身、普段あまり家事にこだわっていないので、松橋さんと話していると気づかされることもたくさんありますね。家事にまつわる時短スキルやハウツーを突き詰めていくと、非常にシンプルな人間の生き方、哲学みたいなところに到達したりするんですよ。そういう感覚は、脚本にも活かしています。毎回のラストに、三田園の家事についてのセリフを配しているのですが、例えばカーペットの汚れについて語っているだけなのに、それが妙な深遠さを醸し出すようなイメージです」

 金曜ナイトドラマという、ドラマ好きからは特に注目されている枠に対しての印象は。

 「ゴールデンと深夜帯のドラマといった分類には、もちろん時間帯によってターゲットが異なるとか、深夜帯だからエッジの効いたものが作れるという違いはあると思いますが、いまの時代は、全てが横並びにされて、選ばれる時代だと思いますので、放送時間帯に関係なく、自分の時間をさいていいと思ってもらえる番組を作れるように心がけています。ですので、キャスティングにつきましても、この人がこういう役をやるんだ、という意外性やギャップを織り込みつつ、その時間にリアルタイムで観てみたい、という気持ちを喚起できればと思っております」

 松岡昌宏が女装するという意外性で強力に視聴者の関心をキャッチし、身近な家事スキルで家庭の歪みをキレイにする爽快感を提供する。脚本の八津弘幸氏、監督の七髙剛氏など手練のブレーンたちと練り上げたオリジナルドラマの仕上がりに期待したい。
文/及川望

(コンフィデンス 16年10月3日号掲載)

最終更新:10/8(土) 7:00

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