ここから本文です

「麻也を上げたパワープレーが実った」 長谷部が語るイラク戦劇的勝利を生んだハリル流の掌返し采配

Football ZONE web 10/7(金) 7:10配信

DF吉田が最前線の決勝点呼び込むファウルゲット

 日本代表は6日のワールドカップアジア最終予選イラク戦で、後半アディショナルタイム5分の劇的な決勝ゴールで2-1の勝利を収めた。キャプテンのMF長谷部誠(フランクフルト)は、試合終了直前に最終ラインのDF吉田麻也(サウサンプトン)を最前線に上げるというバヒド・ハリルホジッチ監督のパワープレー策が的中したと勝因を分析している。

【写真&リスト一覧】ハリルジャパン全27選手「最新推定市場価格ランキング」

 対戦相手のイラクはこの予選で2連敗スタートを切っていた。「今日のイラクは試合開始から前に来ていた」と勢いを感じていた長谷部だが、日本は前半26分にカウンターからFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)が先制ゴールを挙げた。

 しかし、後半15分にセットプレーから失点し、1-1の同点とされた。長谷部はここからの時間帯を「追いつかれてからは非常に苦しい時だった」と明かす。焦燥感に苛まれる展開のなか、日本はセットプレーのセカンドボールを途中出場のMF山口蛍が蹴り込み、劇的な決勝ゴールを挙げた。ハリルホジッチ監督の決断が、この一撃を呼び込んだという。

「相手も前に来ていましたし、自分たちもリスクを負って(前に)出て行った部分があった。アディショナルタイムは吉田麻也を前に上げてパワープレーもした。そういうものが実ったんじゃないかと思います」

空中戦は求めず、ハーフナー招集見送りも…

 決勝ゴールのセットプレーは、前線に残った吉田が左サイドで粘り、ファウルを受けたフリーキックから生まれた。ハリル監督は194センチの巨漢FWハーフナー・マイク(デン・ハーグ)の招集を今回見送り、9月29日のメンバー選考会見では「マイクとも一緒にやりましたが、彼を入れると全く違う攻撃の仕方をしないといけない。私はグラウンダー(のパス)を要求しています。空中のボールをほとんど要求しない」と語っていたが、あっさりと前言撤回。吉田を前線でターゲットにするゴリゴリのパワープレーに終盤は徹した。

 掌返しの指揮官の勝利への執念が、今回の勝ち点3につながったとキャプテンは振り返った。

 あわやホーム2戦連続の未勝利という展開だったが、長谷部は「自分たちが良いサッカーをできたとは思わないが、一番大事なのは勝つことだった」と内容に対しては顔をしかめた。しかし、「正直ホッとしてます。最後まで諦めずに結果が出て良かったです」と、最後には安堵の表情を見せていた。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/7(金) 9:32

Football ZONE web

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。