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「韓国の笛」に助けられたハリルJ 敵将は敗因に“オフサイド疑惑”や“負傷者無視”の誤審指摘

Football ZONE web 10/7(金) 8:00配信

イラク代表のスワディ監督は「我々の問題ではなくジャッジのせい」と怒り爆発

 イラク代表のラディ・スワディ監督は6日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本戦で1-2負けを喫したが、敗因に誤審の連続を指摘。「韓国の笛」に屈したと怒りとともに振り返っている。

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「ご覧のとおりタフな試合だった。日本はとても強いチームであり、W杯常連国だ。我々もいい試合をしたが、今後はチームの戦術などを見直していきたい。日本とのアウェー戦で引き分けることができればよかったが、最後の失点で敗れてしまった」

 ここまでは冷静に試合について言及した敵将だったが、「しかし……」と語り出すや一気に思いが溢れ出す。

「しかし、それは我々の問題ではなく、今日のジャッジのせいではないかと思っている。我々の選手に負傷者がいたのに、こちらのアピールをレフェリーは無視して交代を聞き入れてくれなかった。最後の失点も、ジャッジミスのせいであると強調したい」

 試合後の記者会見で指揮官は憤懣やるかたない様子で思いをぶちまけた。この試合は韓国人主審のキム・ドンジン氏が裁いた。1-1で迎えた後半アディショナルタイム5分にDF吉田麻也が前線で体を張り、ファウルを獲得。イラクはこのFKからMF山口蛍に劇的なミドルシュートを決められ、土壇場で勝ち点を取り逃した。この場面ではイラク側に故障者が出ていたという。

試合後に主審とやり取りして「嘘だと思った」

 イラク代表のスワディ監督は「ジャッジミス」と力説しながら、試合後のレフェリーとのやり取りについてこう明かしている。

「先ほども言ったように、負傷した選手が外にいて、選手3人がその事をレフェリーにアピールした。私も試合後に言ったが、彼は(選手のアピールを)“見ていない”と言っていた。3人の選手がアピールしていたのだから、それは嘘だと思った。(守備をする)選手が必要だった。(レフェリーが)日本にサポートをしているのではないかと思った。その前にも、ジャッジのミスはいくつかあったが明らかではなかった。だが最後のところでのミスは明らかだった。それとアディショナルタイムの6分は非常に長かったと思う」

 後半にイラク選手は露骨な時間稼ぎを連発し、イエローカードを何度も出されていた。だが、スワディ監督は公の場で韓国主審を批判。実際に前半26分のFW原口元気の先制シーンでは誤審疑惑もあった。

 右サイドでボールをキープした本田圭佑が清武弘嗣に出した縦パスは、オフサイドとも取れるプレーだった。本田のパスを出すタイミングがやや遅く、韓国人レフェリーはこれを看過。清武のパスから原口は華麗なバックヒールで先制弾に結びつけたが、本田のパスの時点でプレーがストップしても何ら不思議はなかった。

イラクはサウジ戦でも微妙な判定で敗戦

 日本代表は最終予選初戦の9月1日UAE戦でFW浅野拓磨のシュートがゴールラインを割りながらもスルーされたアクシデントに見舞われた。

 一方のイラク代表も、最終予選第2節の9月6日敵地サウジアラビア戦で圧倒的な攻勢を仕掛けながら、主審の微妙な判定で1-2負けを喫した経緯があり、敵将のレフェリーに対する不信感は根強かったのかもしれない。

 もっとも本拠地で勝ち点3を手にした日本だが、イラクを圧倒したとは言い難い。UAE戦で「中東の笛」に泣いた日本にとって、相手監督から「韓国の笛」で勝ち点3を手にしたと声高に喧伝される複雑な勝利となった。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/7(金) 8:00

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