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高橋尚成が占う巨人対DeNA「慎之助と筒香、4番で勝負は決まる」

webスポルティーバ 10/7(金) 12:40配信

 10月8日からセ・パともにクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが始まる。セ・リーグは巨人と初めてCSに進出したDeNAが激突。広島への挑戦権をかけた戦いを制するのはどっちなのか? 現役時代、巨人、DeNAの両チームでプレーしたことがある高橋尚成氏にセ・リーグCSファーストステージの行方を占ってもらった。

【写真】山口俊を筆頭に先発陣がチームを牽引、球団初のCSに進出したDeNA

 まずDeNAがCSに進出できた要因ですが、やはり先発陣の充実にあると思います。2ケタ勝利を挙げた山口俊を中心に、サウスポーの石田健大や今永昇太といった若手選手が活躍したことが大きかった。元々、打撃に関しては筒香嘉智を中心に力がある選手が多かったので、投手陣が整備されればCSも決して夢ではないなと思っていました。

 特に5月の月間MVPを獲得した石田は、昨年DeNAのファームで一緒に過ごす時間が長く、いろいろなことを話したのですが、以前に比べコントロールがよくなったところに成長を感じました。右バッターに対するインコースへのストレートは、強気に投げることができ重要な武器になっています。チームとしてもキャッチャーのリードによるところはありますが、投手陣全体がしっかりと内角を攻めることができるようになったのは大きかったと思います。

 一方の巨人ですが、今シーズンは戦力が整わないなかでの戦いを強いられましたが、やはり個々の選手の経験値が高く、「勝ち方を知っているな」といった印象です。毎年上位にいて優勝を争うチームとはいえ、(高橋)由伸監督の苦労は大きかったと思います。そういう意味では、粘り強く采配をして、この位置(2位)につけたということに意味があると思います。

 さてCSのファーストステージは先に2勝した方がファイナルステージに駒を進められる超短期戦です。その観点から1点を確実に奪い、その1点を守り抜く野球が求められます。投手力はもちろん守備力、機動力が重要になってくるので、現状を見るかぎりホームアドバンテージも含め、巨人有利のような気がしますね。DeNAに比べて巨人の方が勝負を読む力というか、勝ち方を知っている選手が多いですから。

 そういったことから巨人が次のステージに行くためのキーマンは、ずばり阿部慎之助だと思います。今シーズン不調だった打線が、4番に慎之助が復帰したことで上昇気流に乗りました。ですから慎之助の出来ひとつでチームの流れはがらりと変わるし、CSの行方を左右する選手だといっても過言ではありません。

 チームメイトからの信頼も絶大で、今の巨人は慎之助を中心にチームは動いていると言ってもいいでしょう。また先ほども言ったように、短期間で決まる勝負であり、その雰囲気を知る経験豊富なベテランはチームにとって必要不可欠。勢いをつけるのは若手選手ですが、それをコントロールし、チームとして調和させるのがベテランの役割ですからね。

 一方DeNAのキーマンになるのは、これもまた4番の筒香でしょう。筒香が打つことでチームに流れができることはペナントで証明されています。ただ問題は、筒香はチームを引っ張るキャプテンではあるのですが、経験がまだまだ足りないということ。

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最終更新:10/7(金) 15:44

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