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イングランド代表は「最も過大評価されたチーム」 “新興国”にもなめられる“母国”の悲しい現実

Football ZONE web 10/7(金) 10:24配信

EURO16強で勝利した舞台裏を、アイスランドのグジョンセンが振り返る

 チェルシーやバルセロナで活躍したアイスランド代表FWエイドゥル・グジョンセンが、今夏に行われた欧州選手権(EURO)の16強イングランド戦の前にラーシュ・ラーゲルベック共同監督が「イングランドは最も過大評価されている」と語っていたことを明かしている。英公共放送「BBC」が報じた。

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 メジャートーナメント初出場だったアイスランドはグループFに入り、初戦で結果的にEURO初制覇を果たすポルトガルに1-1と引き分けるなど健闘。1勝2分、勝ち点5を獲得して2位でベスト16に進出した。そこで顔を合わせたのはタレント豊富なイングランド代表だったが、アイスランドは見事に2-1で勝利し、初出場でベスト8進出という堂々たる成績を残した。

 37歳で国際大会に初参戦していたグジョンセンは、「これはラーシュ・ラーゲルベックが指摘していたことだ」と語り、指揮官が「イングランドは実力以上の高い評価を受けている」と選手に伝えていたことを明かした。

「ここ数年、我々は最も過大評価されている代表チームと戦っている。振り返ってみれば、たしかにそれは事実だ。彼らにはメジャー大会でいいプレーをしなければならないという、大きなプレッシャーがあるだろう。長年それができていないからね」

地に堕ちた“サッカーの母国”の権威

 イングランドのチェルシーで長く活躍し、バルセロナやモナコ、中国やインドでもプレー経験のあるベテランFWも、ラーゲルベック共同監督の主張に同意していた。その一方で、アイスランドについては「より柔軟」で、イングランド以上に「チームとしての一体感」を見せたとイングランド戦の勝利を振り返った。

 イングランドは大会終了後に成績不振からロイ・ホジソン元監督が辞任。後を継いだサム・アラダイス前監督も英メディアのおとり取材によって不正な金銭授受の契約を結んでいたことが発覚し、就任からわずか67日間で解任されるスキャンダルが発生した。

 大黒柱の主将FWウェイン・ルーニーもマンチェスター・ユナイテッドでレギュラーの座を失いつつあるなど、ネガティブなニュースばかりが続いている。1966年に地元開催のワールドカップで頂点に立って以降、タイトルと縁のない“サッカーの母国”は、新興国のアイスランドからも“過大評価”のレッテルを貼られてしまった。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:10/7(金) 10:24

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