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韓国メディアがハリル采配を「二流」と酷評 低調な欧州組にも言及し「レベル低下」の声も

Football ZONE web 10/7(金) 19:55配信

イラクに2-1勝利もホームで大苦戦 「競技力に疑問符」と辛口な論調が目立つ

 日本代表が6日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第3節のイラク戦に、後半アディショナルタイムに生まれた劇的なゴールで2-1と勝利したニュースは、“隣国のライバル”韓国でも多くのメディアが取り上げている。

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 途中出場のセレッソ大阪MF山口蛍がチームを救う殊勲の決勝ゴールを決め、大きな勝ち点3を得たことを取り上げつつ、ホームでの辛勝に疑問符を付ける報道も目立つ。韓国の地方紙「金剛日報」は、「日本、イラク戦に勝っても…まだ収まらない監督更迭論」との見出しを付け、「日本がホームでUAEに1-2で敗れ、アウェーでタイに2-0で勝利し、イラクに辛勝したが、監督への不信は募ったままだ」と報じている。その記事のなかでは、韓国サッカー関係者の言葉を紹介。ハリルホジッチ監督について「183センチで渋い外見と弁も立つので優秀な指導者に見えるが、選手選考や起用法は二流という感じを受ける」と、厳しい指摘を行っていた。

 また経済紙の「ブリッジ経済」は、「日本は勝ったが、競技力には依然として疑問符を付けざるを得ない」と試合内容を酷評。特にACミランFW本田圭佑、レスターFW岡崎慎司ら欧州組のパフォーマンスについて言及し、「日本は特有のパスプレーで主導権を握ったが、本田圭佑はパスから何度も突破を試みても、なかなか守備をこじ開けることはできず、トップの岡崎慎司も最前線で動いてはいたものの、これといった成果はなかった。決定的なシュートはなく、イラクDFのフィジカルに押されていた」とまとめている。

「世代交代に失敗し危機感」との指摘も

 また、同紙は記事の中で、ハリルホジッチ監督が欧州組を重宝していることを指摘。「香川、本田、岡崎、清武など、多数の欧州組がいるのにもかかわらず、ベンチにいることも多い。それだけ日本代表の競技力が低下しているということだろう。Jリーガーを起用しないハリルホジッチ監督と世代交代に失敗した日本サッカーは今、危機感を感じている」とまとめた。

 一方で、韓国代表の状況はどうなのか。同日にホームでカタールと対戦し、3-2と辛くも勝利したが、3ゴールとも欧州組が決めていた。主将のキ・ソンヨン(スウォンジー)、チ・ドンウォン(アウクスブルク)、そして今季絶好調のソン・フンミン(トットナム)が決勝点を挙げて勝利。もっとも、その戦いぶりは不安定なもので、先制こそするものの、前半終了間際には一時1-2と逆転されていた。前半にPKを献上していたDFホン・ジョンホは、後半21分に2度目の警告を受けて退場となり10人での戦いを強いられたが、なんとか1点のリードを守り切った試合だった。

 欧州組の活躍ぶりは対照的だが、韓国も決して万全ではなく、総合ニュース通信サイト「ニュース1」は「9大会連続のW杯出場のためにも守備の整備が必要だ」と安定感のある戦いを求めている。日韓両国とも11日に次戦を迎えるが、グループA2位の韓国はアウェーで首位のイランと、グループB4位の日本はアウェーで首位のオーストラリアと対戦。辛勝続きの両国にとっては、まさに正念場の一戦となる。

キム・ミョンウ●文 text by Myung-wook Kim

最終更新:10/7(金) 19:55

Football ZONE web