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セックスを武器にしない、元カレが生きていることを許す…全米の女子が熱狂した「レディの教科書」

ダ・ヴィンチニュース 10/7(金) 11:00配信

「そろそろちゃんとしたい」と、20代なら20代なりに、30代なら30代の、40代なら40代として、女性なら一度は自分を省みたことがあるのではないだろうか? しかし、その方法も分からないまま、日々の忙しさにかまけて「ちゃんとしたい」欲求を持ったまま、結局部屋はいつも散らかっていて、お金も貯まらず、将来性のない男性とばかり付き合ってしまって、仕事も惰性で続けている……そんな人生を送っている方も少なからずいるはず。

 だが、「ちゃんとしたい!」と一念発起した女性を応援する超実践的なアドバイスブックが日本に上陸した。『レディ・レッスン ポジティブガールの教科書』(ケリー・ウィリアムズ・ブラウン:著、鹿田昌美:訳/大和書房)は、全米の女子を熱狂させたニューヨークタイムズのベストセラーであり、日本でも続々重版され、女性から多くの支持を集めている一冊だ。

 本書は「社会人の心がまえから、掃除のコツ、お金まわり、友人付き合い、恋愛、親との関わり方まで、上手に世渡りして自分らしく豊かに生きるためのヒントが、幅広く網羅されている」。

 例えば「恋愛」では、「元カレが生きていることを許す」というのがある。元恋人に対して、特に自分がフラれてしまった場合、「この世から消えてなくなればいいのに」と思うこともあるだろう。だが、「いつかは他の誰かとデートをするという事実を受け入れたほうが、心の平安につながる」とのこと。元カレの悪口を言うのも「レディ」ではない。

 また、「セックスを武器にしない」「80歳になってもおしゃべりできるか考える」「他人を変えようとしない」「ベッドでの要求は、恥ずかしがらずに伝える」なども、恋愛で失敗しないための賢明なアドバイスだ。

「仕事」では「高級な黒のハイヒールを一足買う」「セクハラ親父は大げさに驚くと逃げる」や「お金」では「クレジットカードを凍らせる」(文字通り、冷凍庫で凍らせてしまい、使いたい時に解凍。買う前に「本当に必要なものだろうか?」と考える時間を強制的に生み出す過激な方法)、「友だち」の項目では「友人を『無料カウンセラー』扱いしない」「『理想の友人』はいないと心得る」などなど、「ちゃんとしたい」と考えている女性にとって効果的で、胸に刺さる意見が目白押しだ。

 本書の魅力はユーモラスな文章と適確なアドバイスを与えてくれることだけではない。読んでいると元気が出てくるのだ。著者のケリーは、決して完璧な女性ではなく、シンクが汚れたお皿でいっぱいになることも、お酒の失敗をしたこともあるような、ごくごく普通の女性。そんな彼女が記者という職業を生かし、自分で優秀な人を探し、質問して、アドバイスをもらい、それを文章にまとめたのが本書である。なので、決して上から目線ではなく、だからといって的外れな考えでもなく、まるで「理知的でユーモアのある親友」に悩みを相談しているような気持ちになれるのだ。

 アメリカからの「輸入品」なので、「タコスはバッグに入れない」といった、日本人の感覚ではちょっと「?」となるジョークもあるのだが、ほとんどの場合、「女性の悩みは世界共通なんだな……」と妙に親近感を持って読むことができる。

 最後に、一番大切な「レディの心がまえ」を紹介しておこう。

「レディになるために必要なのは、知識よりも実行」であり、「自分は特別な人間じゃない」という事実を受け入れ、そんな自分を「特別に扱ってくれる」家族、恋人、友人の存在を大切にすること。それが「ちゃんとした女性」、つまり「レディ」になるための最初の一歩。そして最も必要な心がまえなのだ。

文=雨野裾

最終更新:10/7(金) 11:00

ダ・ヴィンチニュース

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