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【日本代表】殊勲の吉田がパワープレーの是非論を一蹴。「今日は勝ちましたよね」

SOCCER DIGEST Web 10/7(金) 0:14配信

「みんな『行け、行け!』と言うし、僕もタイミングを見て行こうと思っていた」。

[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]日本 2-1 イラク/10月6日/埼玉
 
 1-1で迎えた81分、日本は本田圭佑に代えて小林悠を投入。その7分後、吉田麻也は最終ラインから前線へとポジションを上げた。今後の戦いを見据えても重要な一戦、ましてやホームゲームで勝利以外は許されない。選手たちの気持ちはみな一緒だったのだろう。パワープレーへの切り替えは、ピッチ内の選手で判断したという。

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「ハセさん(長谷部誠)とか、(原口)元気とか、みんな『(前線に)行け、行け!』と言うし、まあ僕もタイミングを見て行こうと思っていたので」
 
 90分、90+1分とロングボールに競り勝って、浅野拓磨のチャンスを立て続けに演出。さらに吉田の“奮闘”は続く。90+4分、懸命にこぼれ球を追いかけてボールをキープすると、相手のファウルを誘い、山口蛍の決勝弾を呼び込むFKを獲得した。

 劇的なゴールが生まれたのはもちろん、「やってやったぞ!」という想いもあったのだろう。ベンチの選手たちと喜びを分かち合う際、何度も大きなガッツポーズを見せていた姿が印象的だった。
 
 2次予選を含め、吉田がパワープレーに出る試合は何度かあったが、目に見える結果を出したのは初めてと言っていい。長身FWを招集しないなかで、パワープレーを採り入れることには非難の声が上がるかもしれない。この日も、海外メディアから「パワープレーについてどう思うか?」と問われる一幕があったが、吉田は「今日は(パワープレーで)勝ちましたよね」とプライドを覗かせた。
 
「パワープレーの練習はしていません。でも、みんな共通理解で分かっているから、難しいことではないかなと。まあ、パワープレーがいいかどうかは皆さんが書いてください」

「今日はハッピーエンドで終わったけど、もっと効果的な攻め方を見出していかないと」。

 ただ、次に対戦するオーストラリアはサイズがあり、屈強な選手も多いだけに、「このままではいけない」とも思っている。
 
「改善しないといけない点は多いです。オーストラリア相手に何回もパワープレーで勝てるとは思えない。今日はハッピーエンドで終わりましたけど、もっと効果的な攻め方を見出していかないと。オーストラリア戦はその(パワープレーをする)前に決着をつけたいですね」
 
 あくまで“最終手段”のパワープレーを、果たしてオーストラリア戦で繰り出さなければいけない展開となるか。ひとつのキーポイントと言えそうだ。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

最終更新:10/10(月) 0:41

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