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【セルジオ越後】「劇的」の影で、浮き彫りになった深刻な課題。中心選手が揃って90分間持たなくなっている

SOCCER DIGEST Web 10/7(金) 0:36配信

グループ未勝利の相手に土俵際まで追い込まれて、最後に投げ技が飛び出した。それで満足していいの?

 辛うじて「劇的」な勝利を収められた。でも、「劇的」になってしまったことが問題だよ。すでに最終予選で2連敗してタイと並んで勝点ゼロに沈み、しかもリオ五輪世代が中心の若いイラク相手に、ホームでここまで苦戦してしまったんだからね。
 
 山口のシュートは見事だった。でも、いつの間にか土俵際まで追い込まれて、なんとか凌いで、最後に投げ技が飛び出した。そんな感じだったよね。イラクは守備を固めてカウンターを狙ってきたわけではなかった。真っ向勝負を挑んできて、日本が防戦になる時間もあった。近年のアジアの国との対戦とは、また異なる傾向が見えたと思う。
 
 監督の采配にもゆとりがなかった。1-1で迎えた最後の選択肢が、センターバックの吉田を前線に上げるというパワープレー。まだ最終予選の3試合目だよ? もう攻撃のレパートリーが“品切れ”になってしまったような気がするよ。試合を重ねるごとに、貫禄が感じられない日本代表になってきているよね。
 

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相手はまだ伸びしろのある世代が中心だけど、日本は後半にスタミナが切れてしまう世代ばかり。

 この日の審判はちょっと日本寄りだった。原口の先制点もオフサイドを取られていてもおかしくはなかった。先のUAE戦でいろいろ誤審騒動が起きたけど、サッカーはこうして「運」が味方になることもあれば、ならないこともある。今回、日本が得をしたということは間違いなかった。

 ただ、日本が一番感謝すべきなのは、イラクのGKだろうね。時間を使ってイエローカードを受けて、アディショナルタイムは6分。結局、この長い時間が、日本に幸いしたんだからね。
 
 客観的に考えてみても、本来であれば勝点3が計算できる相手だったはず。でも、そんなイラクにも差をつけられなかった。相手はまだ伸びしろのある世代が中心だけど、日本は相変わらず後半にスタミナが切れてしまう世代ばかり。

 後半20分を過ぎて、急速に運動量が落ちてしまう。中心選手が揃って90分間、体力が持たなくなっている。これは実はかなり深刻な問題だと思うよ。
 
 

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最終更新:10/8(土) 16:13

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