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その真意やいかに!? ドルトムント・トゥヘル監督が引き起こした「ファウル論争」

SOCCER DIGEST Web 10/7(金) 12:39配信

トゥヘル、シュミット両指揮官の言い分も納得はできるが…。

 ブンデスリーガ第6節、大迫勇也が所属するケルンがバイエルンに敵地で引き分けたことは、少なからずドイツ中に驚きを提供した。
 
 絶対だと思われていた王者の足踏みは、ライバルクラブのドルトムントにとって、首位との差を詰める絶好のチャンスのはずだった。
 
 今シーズンのブンデスリーガは、昨シーズン以上にスリリングになるかも、とファンも期待したことだろう。だが……。
 
 結果は、レバークーゼンの激しい抵抗を受けたドルトムントは、最後までゴールを割ることができずに0-2で敗れてしまった。
 
 スタートダッシュに失敗したレバークーゼンにとって、ホームで強豪相手に貴重な勝点3を奪い取ったことは大きく、ファンも選手もスタッフも大喜び。スタジアム中に、歓声が響き渡った。
 
 そんななか、テレビのインタビューを受けていたドルトムントのトーマス・トゥヘル監督が、レバークーゼンのプレースタイルに噛みついた。
 
「数字がはっきりと物語っている。今日の試合で両チームのファウル数は21:7。すでに一線を超えているじゃないか。レバークーゼンはファウルが多過ぎる。メモを取っておいたんだ。我々の被ファウル数は、マインツ戦で20回、フライブルク戦で27回、そして今日は21回だ!」
 
 この発言は、ドイツ中を巻き込んでの論争に発展した。
 
 確かに数字を見ると、ドルトムントが多くのファウルを受けたのは間違いない。技術とスピードレベルの高い選手を揃える彼らに対して、対戦チームが「相手が走り出す前に潰してしまおう」という手立てを講じるのもよくある話である。
 
 ただし、これは駆け引きの範疇とも言える。だから、レバークーゼンのロジャー・シュミット監督が「フェアなゲームだったよ。ひどいファウルはひとつもなかった」と語ったのも、それに対してトゥヘルがイライラしたのも、理解はできる。
 
 もちろん、度を越したファウルは絶対に許容されるべきではない。今シーズンも、危険なプレーで、軽くはない怪我を負う選手が出ている。
 
「悪気はない。ボールに行こうとしたんだ」と選手は語る。それは、そうなのだろう。しかし、いや、だからこそ、大事なのは危険になり得る状況を判断する力だ。
 
 ひとつの大怪我が、選手生命を脅かす。「悪気がない」と言いながらも、激し過ぎるプレーを選択するということは、回り回って自分もそうしたファウルを受ける危険に晒されているという事実とその重みを、選手は自認しなければならないだろう。
 
 それを前提とした上で、このテーマについて考えてみる。

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最終更新:10/7(金) 17:23

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