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ドラマー・沼澤尚が選ぶ、プリンス最高のアルバム3枚

ローリングストーン日本版 10/7(金) 12:00配信

"プリンス軍団"という、ファンク界最高の称号を持つスーパードラマー・沼澤尚。その沼澤は、プリンスのことを〝神に匹敵する遥か雲の上の非現実的な存在″と称していた。

"プリンス軍団"のドラマー・沼澤尚が語る、天才プリンスの存在

そんなプリンスのアルバムを、沼澤に3枚選び解説してもらった。"プリンス軍団"沼澤尚が選ぶ、プリンス最高のアルバム3枚とは?

『PRINCE/愛のペガサス』(1979年)

大学時代に初めて手にしたプリンスのアルバム。これを20歳の若者が、それもたった一人で全ての楽器を演奏していることそのものが正に真の歴史的大事件。今までにこんな人はスティーヴィー・ワンダー以外にはいなかったよね、と思いつつ、でもギターもベースも恐ろしく巧い・・・。そして作詞作曲、プロデュースも、録音エンジニア以外はもちろん全部プリンスたった一人で制作しているという驚くべき事実。いつの時代にどんな状況で聴いても、常にノックアウトされる衝撃の大傑作セカンド・アルバム。

『PARADE/パレード』(1986年)

その後の『DIRTY MIND/ダーティ・マインド』『CONTROVERSY/戦慄の貴公子』『1999』『PURPLE RAIN/パープル・レイン』『AROUND THE WORLD IN A DAY/アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』までの流れと、ザ・タイム、ヴァニティ6、ジル・ジョーンズ、アポロニア6、シーラ・Eなど大量のプロデュース作品を経て、映画『プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン』(1986年/監督・主演:プリンス)のオリジナル・サウンドトラックとして、前作同様に再びクレア・フィッシャー・オーケストラと完全タッグを組んだザ・レヴォリューションとしての最後にして最高傑作。

『Musicology』(2004年)

『プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ』(1987年)から、その時々で参加ミュージシャンやバンド形態を変化させながら、作品もライヴも色々なバリエーションで長年活動したプリンス。タイムワーナーとの決別、自分のレーベルをスタートさせて自分のアイドルだったレジェンドたちの最新作を自らのプロデュースでリリース、そして授かった子供を2度も続けて失うなどプライベートでもさまざまな困難を乗り越えてから、個人的には大好きなプリンスが"帰ってきた感"のファンクネスで再びプリンス熱を再燃させてくれた『レインボー・チルドレン』『One Nite Alone...』。そして、ミュージシャンシップを全面に押し出したこの2作品からの流れにダメ押し&会心の決定打を放った、ソニーとメガ契約を結んだ第一弾の大々々傑作! この頃のプリンスの特に珍しかった積極的なメディアへの露出と、彼の「人間が演奏する本当の音楽芸術の継承」を訴え続けた発言と、それに伴う彼のスーパークリーンな服装やルックスそのものが自分の好みとして特別に印象的だった時代。

沼澤尚ほか、プリンス軍団によるスーパー・バンド、NOTHING BUT THE FUNKのツアー日程はこちら。

NOTHING BUT THE FUNK Japan Tour 2016

10/13(木)@ビルボードライブ東京
1stステージ開場17:30 開演19:00/2ndステージ開場20:45 開演21:30

10/14(金)@広島クラブクアトロ
開場18:00 開演19:00

10/15(土)@ビルボードライブ大阪
1stステージ開場15:30 開演16:30/2ndステージ開場18:30 開演19:30

10/16(日)@ビルボードライブ東京
1stステージ 開場15:30 開演16:30/2ndステージ 開場18:30 開演19:30

http://takashinumazawa.com/nbtfmovie

Joe Yokomizo

最終更新:10/7(金) 12:10

ローリングストーン日本版

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