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棺桶のDIYがニュージーランドで流行 自分好みにデコレーション

デイリー新潮 10/7(金) 5:56配信

「棺桶に片足を突っ込んだ老人」といったら普通は悪口、高齢者が耳にしようものならムッとするのが道理だが、片足どころか全身を棺桶に突っ込んで嬉々としているご老人たちがいる。

 ところはニュージーランドの北島、ロトルア市。この街でいま、自分が死んだ時に入る棺桶を“DIY”で自ら作るのが老人たちに流行っているという。

「“キーウィ・コフィン(英語で棺桶の意)・クラブ”という会が2013年に発足、毎週水曜日、朝8時に地元の建設会社が提供してくれた作業場に50人から60人が集まり、木製の棺を作るのだそうです。自分好みにデコレーションし、自分の棺を作り終えた人は他の人を手伝ったり、寄付用の棺を作ったりするんだとか」(現地在住ライター)

 創設者のケイティ・ウィリアムズさん(77)によると、

「始まりは10年以上前、03年に地元大学で退職者向け講座が開かれたことだったんです。クラスの一人が“自分の棺を作ってみたい”と発言したのですが、そのときはクラスがシンとしましたよ。でも、面白いかも、ということになって、言い出しっぺの人の家のガレージで作り始めたのです」

 葬儀店で買うと、通常3000NZドル(約22万円)以上する棺が、自分で作れば250NZドルと10分の1以下。チューリップ柄にしたり飛行機のデザインにしたりと柄も形も自由。じわじわと人気が広がり、“DIY棺桶クラブ”は全土に広がりつつあるという。

 ケイティさんは言う。

「みな和気藹々と楽しんでいますよ。なによりよいのは、死についてオープンに話せること」

“その日”までは、MY棺桶はコーヒーテーブルとして使ったりしているそうだ。

「週刊新潮」2016年10月6日号 掲載

新潮社

最終更新:10/7(金) 10:19

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