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NASA重大発表で大騒ぎ! 木星衛星「エウロパ」に巨大な海洋生物が棲むか?

デイリー新潮 10/7(金) 11:00配信

 木星の衛星エウロパは、太陽系の惑星や衛星の中でも生物が存在する可能性が高いと言われる。あのNASAが、エウロパについて驚くべき発見を発表すると告知したものだから、世界中が大騒ぎに。映画の如く、巨大な海洋生物が棲んでいる可能性はあるのか。

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 そのニュースを聞いて、世界中のUFOハンターたちは色めき立ったという。

 NASA(米航空宇宙局)が、「木星の衛星エウロパについて驚くべき発表を26日(現地時間)に行う」と告知したのは9月21日のこと。すると多くのウェブサイトやSNSで、こんな情報が飛び交ったのだ。「ついに宇宙人が発見されたか」と──。

 むろん、NASAも騒ぎになることは御見通しである。すぐさま、公式ツイッターで「ネタバレ注意:エイリアンではない」と呟いたのだ。

 さて、実際に発表された「驚くべき発表」とは、どんな内容だったのか。

 ハッブル宇宙望遠鏡を使って1年3カ月にわたり調べた。その結果、エウロパの表面から約200キロの高さまで水分が噴出する様子を3回、観測したという。

 すでに、水の噴出は2012年に確認されている。山岸明彦・東京薬科大学生命科学部教授によれば、

「今回、噴出が3回確認されたことは、大きな進展です。前回はオーロラの調査で水蒸気が出て来る様子が1回見つかっただけで、どれくらいの頻度で水蒸気が出て来るのかは不明でした。しかし、今回は木星に映る影を観測するという前回とは異なる方法で、3回も噴出が確認できた。かなりの頻度で水蒸気が出ていることが明らかになり、エウロパをより詳細に調査する価値が裏付けられたのです。今後、無人探査機で調査すれば、噴出している水蒸気から成分を分析し、粒子を地球に持ち帰ることも可能です」

 そもそも、エウロパと聞いてもピンと来ない方もいるはずである。そこで渡部潤一・国立天文台副台長に解説してもらうと、

「木星にはたくさんの衛星がありますが、そのうちガリレオ・ガリレイが発見した、大きい4つの衛星をガリレオ衛星と呼びます。エウロパはその中で、木星に2番目に近い第2衛星です。表面は氷に覆われていて、クレーターが少ないのが特徴です」

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最終更新:10/7(金) 11:00

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