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湊かなえ原作『少女』で共演!本田翼×山本美月 笑顔を封印してみせた新境地

nikkei BPnet 10/7(金) 10:26配信

『告白』『白ゆき姫殺人事件』など映画化作も多く、“イヤミスの女王”の異名を持つ湊かなえの100万部を超える小説「少女」。心に闇を抱え、それぞれの理由で「人が死ぬ瞬間を見たい」という願望を胸に秘めた高校2年生の2人、由紀と親友・敦子。ボタンのかけ違いで疎遠になってしまった少女2人が別々に過ごす夏休みを描きながら、生と死、友情、親子の関係にまで広がっていくストーリーだ。

文:冨永由紀/ライター 写真:中村好伸 編集協力:MOVIE Collection(by キッチュ)

10代の日々を冷静に振り返れる「適齢期」に

 学校では誰ともつるまず、何を考えているかもつかめないミステリアスな由紀を演じるのは本田翼。由紀とは幼馴染で、陰湿ないじめを受けた経験から自殺を考えたこともある敦子を山本美月が演じる。

「私は由紀に対して、自分と近いものを感じてました。高校生の時は結構一匹狼だったので。別に孤立しようとしてるわけではないけど、そうなってしまう感じとか、何かを知りたいと思ったら動き出してしまうところにも共感できました」と本田が言えば、山本も「私は、ちょっと人から一目置かれるような役が多いですけど、逆にそっちの方が遠くて。敦子の方が自分に近いです。女子校に通って、仲のいい友だちに対して疑似恋愛みたいに執着していた部分もあるし。周りの目を気にしていた部分もあったし。それは今もなんですけど」と正直に語る。

 本田は今年24歳で、山本は25歳。10代の日々を冷静に振り返れる年齢になったからこそ、不安定に揺れる少女を演じられたのではないだろうか。

「そう思います。客観的に自分の17歳だった頃を思い出せて、それを自分の役に投影できるのは、やっぱり今ならではなのかなと思いますね。17歳という当事者だとできなかった」と本田。「世界の広さを知らないもんね」と相づちを打つ山本も「今回に限っては本当にそうだったと思います」と言う。「本当に17歳だったら、(主人公たちが暮らす)あの世界の狭さは表現できないかもしれない。その空間が全てだと思っちゃってるから。最後の台詞が言えなかったと思います」

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最終更新:10/7(金) 10:26

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