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こんなにある! 訪日客向けハイテク多言語おもてなしサービス

NIKKEI STYLE 10/8(土) 7:47配信

 「日本へいらっしゃい!」。日本政府観光局が発表した1~8月の訪日外国人数は昨年より2カ月早く1500万人を突破し1605万人となった。2020年の東京五輪・パラリンピックまで訪日客を増やし続けるためには、買い物や宿泊、観光での濃密なサービスが欠かせない。言葉の壁を乗り越えるカギの一つはテクノロジーだ。スマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)、非接触IC技術などを駆使して外国からの観光客をもてなす取り組みが各地で増えてきた。
■フェリカかざせば多言語対応で食事や宿泊OK ソニー
 ソニーが非接触IC技術「フェリカ(FeliCa)」を活用した訪日外国客(インバウンド)に優しい街づくりに取り組む。訪日客が自身の使用言語などを登録したフェリカ内蔵の交通ICカードを使うと、競技会場、ホテル、飲食店などのデジタルサイネージ(電子看板)の表示がその言語に対応できる。東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年にはスマホの使用者数が8800万人、ウエアラブル端末の年間販売台数は573万台になると予測され、「カード以外にもフェリカの利用シーンが大きく広がる」とみる。もっと読む
■タクシー配車アプリ、年内にも中・韓国語に対応 日本交通
 タクシー大手の日本交通(東京・千代田)は年内に、同社のタクシー配車アプリで中国語と韓国語の対応を始める。現在は英語に対応しているが、利用者は国内に住む外国人が中心だった。乗車場所を指定する地図も中・韓国語に対応し、インバウンドの約7割を占める中国や韓国、台湾などからの客を取り込む。2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、対応言語の追加も検討する。もっと読む
■銀行ATMの疑問、英中韓など7カ国語で答えます
 日本ATM(東京・港、中野裕社長)はメガバンクや地方銀行に対し、ATMの電話での問い合わせに英語や中国語、韓国語など7カ国語で対応するサービスの提案を始めた。外国人がATMの操作方法がわからない場合に利用してもらう。外国語での対応が必要と判断すれば、ランゲージワンの通訳オペレーターにつなぎ、間に入って通訳してもらう。東京五輪・パラリンピック開催に向け、増加する訪日外国人に対応する。もっと読む
■ロボットのスマホ画面経由で通訳がおもてなし 凸版印刷
 凸版印刷がタブレットやスマホを使った訪日外国人向けの通訳サービスに取り組む。コールセンターと提携した映像通話や翻訳アプリを開発した「顔が見える会話」にこだわり、商業施設や観光地でのコミュニケーションを手助けする。移動型ロボットの上部に設置されたタッチパネルに人の顔が表示され、映像通話で近隣の観光地について英語で説明。説明を終えると、ロボットは別の人がいる場所に向かい、再び道案内を始める。もっと読む
■フライト前後でタブレット使い遠隔通訳 航空各社
 航空各社が空港カウンターや保安検査の利便性を高めている。全日本空輸は耳や足の不自由な人をサポートする設備や機器を国内各地の空港に導入する。日本航空はIT(情報技術)で手荷物の預け入れや保安検査の待ち時間を、待ち時間をスマホのアプリで案内できるようにするなどのサービスを始める。訪日客の増加などで空港は過密化が進んでいる。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて多様な利用客に対応できるようにする。もっと読む

■能や狂言観劇もタブレット使って堪能 NTTコムウェアなど 能や狂言といった伝統芸能などでインバウンドの観客を開拓する動きが東京都内で広がっている。スマホや眼鏡型のウエアラブル端末(スマートグラス)などIT(情報技術)を活用。舞台の進行に合わせてセリフや解説の英訳や中国語訳を見ながら鑑賞できるようにする。これまで禁じられていた交流サイト(SNS)上の宣伝効果を重視する試みも始まり、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日外国人を新たな古典芸能ファンとして取り込む。もっと読む
■ホテルに海外ニュース番組配信 訪日客、無料視聴OK  NTT西日本
 NTT西日本は、ホテルに海外のニュース番組をインターネット配信するサービスを始めた。アジア圏の報道チャンネルを中心に9カ国・地域から10局の番組をそろえる。東京五輪・パラリンピック開催で訪日観光客の増加が見込まれる。自国のニュースを旅先で見たいという訪日客の需要に応える。海外放送の配信を手掛けるオーバル(東京・千代田)と提携した。配信局には米ブルームバーグのほか、中国の深圳TVや韓国のYTNなどアジア圏の著名なニュース局をそろえた。もっと読む

最終更新:10/8(土) 7:47

NIKKEI STYLE

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北朝鮮からの脱出
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