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くしゃみしたら、ちょっとだけ漏れちゃった…「尿失禁」の対策法

東京ウォーカー 10/8(土) 21:00配信

「くしゃみをしたら、ちょっとだけ尿が漏れちゃった…」。軽い尿漏れ程度なら、経験したことのある人も多いのでは? でもそれをそのまま放っておくと、更年期を迎える頃に、急に症状が進んでしまうかも。

【写真を見る】骨盤底筋が鍛えることがいちばんの対策に

■尿失禁にもタイプがいろいろ。30~50代に多いのは腹圧性

くしゃみをした拍子に、尿が漏れた……、そんな経験はないだろうか?

「尿漏れと一口にいっても、さまざまなタイプがあるのですが、30~50代に最も多いのはおなかに力がかかったときに膀胱(ぼうこう)を圧迫して尿が漏れてしまう腹圧性の尿失禁です」と関口由紀先生。

腹圧性尿失禁の主な原因は、尿道や骨盤を下支えする骨盤底筋群の緩みです。女性はもともと膀胱や尿道を支えている骨盤底筋群が男性に比べてやわらかく、また尿道も4~6cmしかないため、腹圧がかかると尿漏れを起こしやすいのです。「さらに女性は妊娠することで大きなおなかが膀胱を圧迫し、尿漏れしやすくなります。特に臨月前後になると妊婦さんの9割くらいが尿失禁を経験するといわれています」。

また出産でも骨盤底の筋肉やじん帯は損傷を受けるため、産後の尿漏れを経験する人はかなりいるといわれている。「ただ産後1年もたつと、ほとんどの人は症状が改善していきます。人間の体には修復機能が備わっており、産後、体が回復してくるとともに尿失禁も改善していきます。けれども約10%程度は尿漏れの症状が残るといわれています」。

骨盤底筋群は筋肉なので、何もしないでいると加齢とともに衰えていく。また出産を繰り返すたびに損傷は進む。「ですから、2人目、3人目を考えている人は、産後はしっかりと体を休めて体力を回復するとともに、それ以上損傷が進まないよう産後1週間くらいから骨盤底の筋肉を鍛える体操をしましょう」。

そのほか、太っている人や日常的に重いものを持っている人、介護などで常に腹圧のかかる仕事をしている人も尿失禁のリスクが高くなるといわれている。また40代を過ぎると、誰でも全身の筋肉量が減っていき、さらに50歳前後で更年期に入ると、女性ホルモンの分泌が減ることで体全体の組織が弱くなり、骨盤底筋群も緩んで尿漏れが起こりやすく。「尿失禁はじん帯に損傷があるほどの重症でなければ、体操で治せます。筋肉量が減ってしまってから体操をしてもある程度の回復は可能ですが、筋肉は若いうちから貯筋できるので、早いうちに骨盤底筋を鍛える体操を習慣化して、筋肉の老化予防に努めましょう」。

■ひどい尿失禁は手術で治すこともできる

重症の尿失禁の場合は、手術で治す方法もある。「手術の適応となるのは、尿漏れが1週間に1回以上あり、外出もままならないほど漏れてしまうようなケースです。ただ今後も妊娠を希望する人は手術はできません。また手術をしても、体操を続けて骨盤底筋を鍛えないと、高齢になってから再発する可能性があります」。

手術にはいろいろな方法があり、比較的簡単だ。「ちなみに当院では日帰り手術をしています。もし尿漏れで悩んでいるなら、早めに専門医に担談して。重症化させないことが肝心です」。

■骨盤底筋群とは

骨盤底筋群は、恥骨から尾骨までハンモックのように広がっている筋肉で、その筋肉とじん帯によって子宮や膀胱などを支えています。

■骨盤底筋群を鍛える体操

次のような体操を毎日行ない、骨盤底筋を鍛えよう。体操は、立ってするほか、いすに座ってしてもOK。いつでもどこでもできるので、気がついたときに行うようにしてみて。

(1)両足は肩幅くらいに開く。腰骨の内側の筋肉の収縮が分かるように手を置き、ろうそくの火を消すような感じでゆっくりと口から息を吐く。

(2)息を吐きながら、肛門または腟を体の中にキューッと入れるような感じで締めていく。腟にファスナーがついていて、それを締めていくようなイメージで。

(3)息を吐き切ったら力を抜いて、鼻から自然に息を吸いながらリラックス。

この動作を1日に数回繰り返して。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

最終更新:10/8(土) 21:00

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