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豊洲市場問題を生んだ「空気」とは 小池百合子都知事が言及した一冊が話題に【文庫・ベストセラー】

Book Bang 10/8(土) 5:00配信

 9月26日~10月2日のAmazonの文庫売り上げランキングが発表され、第1位は新海誠『小説 君の名は。』が獲得した。

 第2位も「君の名は。」関連書籍。主人公以外のキャラクターにスポットをあてた『君の名は。 Another Side:Earthbound』。第3位は大人気ウェブ小説の第9段『Re:ゼロから始める異世界生活9』となった。1位から3位の顔ぶれは先週と変わらず。

 4位以下で注目は、30日小池百合子都知事が定例記者会見のなかで取り上げた『「空気」の研究』。豊洲市場問題について記者からの「日本では責任の所在は誰にあるのかわからないまま仕事が進む、個々人が責任をもった組織にするためにはどうしたらよいでしょう」との質問に答えるなかで触れられた。

 同書は「日本の現代史は常に『その場の空気』という怪物に支配されてきた。この超論理的存在のメカニズムを徹底解明した『山本日本学』の頂点」(文藝春秋ウェブサイトより)と、豊洲市場問題でもあきらかになった無責任体質を生む日本の「空気」について研究した一冊。

 小池都知事は「まさしく山本七平的『「空気」の研究』という観点からも、今回の都政のさまざまな課題というのは生じてきたようにも思います。」と述べ、責任の所在を明らかにするため「山本七平さん的な研究を、もう一歩、二歩前に進めさせるために、さらに情報収集を進めていき、内部の情報、内部の通報制度を確立していくということでございます」と空気の支配からの脱却を目指すことを宣言した。

1位『小説 君の名は。』新海誠[著](KADOKAWA/メディアファクトリー)

 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが――。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。(KADOKAWAウェブサイトより)

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最終更新:10/8(土) 5:00

Book Bang

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