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イラク監督激怒のキム主審と日本代表は「W杯予選で相性抜群」 “誤審疑惑”は韓国でも話題に

Football ZONE web 10/8(土) 13:49配信

「先制点は明らかなオフサイド」との指摘も、韓国審判団への批判はなし

 イラク代表のラディ・スワディ監督が、6日に行われたワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本戦に1-2と敗れた後、敗因についてゲームを裁いた韓国人審判団の「ジャッジミスのせい」と語ったことは、レフェリーの母国である韓国でも大きな関心事となっているようだ。

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 韓国の経済誌「毎日経済」は、「反則ゴール+ロスタイム6分、韓国審判、日本に勝利を与えた?」との見出しを付け、「日本の先制点は明らかなオフサイドだった。また、イラクの監督も公式会見で抗議するくらい、ロスタイムがあまりにも長く与えられたし、その時間に日本に決勝ゴールを許した」と、判定が日本寄りであったとの論調を展開している。

 ただ、記事では自国審判のジャッジに対する批判はなく、「日本はホームの初戦でUAEに敗れた時、レフェリーの判定に疑問を呈していたが、今回のイラク戦の韓国人審判団に対して、日本の某メディアは『幸いにも信頼できる主審が選ばれた』と報じていた」と指摘。「とにかく韓国人の審判団は、日本の勝利の“害”にはならなかった」と報じたが、こうした論調には「もし日本が敗れていれば、韓国人審判団が叩かれていたのでは?」との皮肉が込められているようにも感じられる。

 また、韓国のスポーツ紙「スポーツ韓国」は、「日本メディアもミスジャッジでのゴールと認定…イラク監督『韓国審判のせいで敗れた』と不満」との見出しを付けた。

今回がW杯予選で4度目の日本戦だったが…

「日本が誤審によって救われた。先制点はオフサイドのようにも見える」と日本メディアの記事内容を引用しつつ、「日本の2ゴールは、すべて審判のジャッジと関連する得点だったので、これだけ大きな関心事となった」とまとめている。

 ちなみに、この試合で主審を務めたキム・ドンジン氏とはどのような経歴の持ち主なのか。サッカー専門誌「ベストイレブン」(10月5日付)が、日本とイラクの試合前にキム氏のプロフィールを紹介している。記事によればキム氏は、2005年8月3日に韓国で行われた東アジア選手権(現東アジアカップ)の日本対中国戦(2-2)でデビュー。そしてこれまでのW杯アジア予選では、日本戦で3度笛を吹いたという。

 その試合とは09年3月28日の南アフリカW杯最終予選のバーレーン戦(1-0/ホーム)、11年11月11日のブラジルW杯3次予選のタジキスタン戦(4-0/アウェー)、12年6月8日のブラジルW杯最終予選のヨルダン戦(6-0/ホーム)で、すべて日本が勝利。同誌は「日本との相性がいい」レフェリーであることを事前に報じていた。

 そんな相性の良さが、日本の劇的な勝利を呼び込んだわけではないだろうが、キム氏が再び日本戦で笛を吹く際には、日韓両国でこれまで以上に大きな注目を集めることになりそうだ。

キム・ミョンウ●文 text by Myung-wook Kim

最終更新:10/8(土) 13:49

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