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清水翔太インタヴュー:「生き方はギャンブラー、音楽には堅実。2人の自分がいつも戦っている」

ローリングストーン日本版 10/8(土) 13:00配信

前アルバム『PROUD』で音楽との向き合い方が変化したという清水翔太のNEWシングル『My Boo』。今作で追求された"今しか出来ない表現"を語るインタヴュー。

【動画あり】清水翔太インタヴュー:「生き方はギャンブラー、音楽には堅実。2人の自分がいつも戦っている」

ギャンブラーな自分と、堅実な自分。エバーグリーンでありたい自分と、ドープを好む自分。両極にある2人の自分が戦うことで生まれるという、その表現の魅力に迫る。

―今回のシングル『My Boo』は、これぞラヴソング! という仕上がりになっていますね。甘い歌詞が印象的ですが、中でも特に"愛してる"というストレートなワードを前面に押し出しているのは、最近では新鮮な手法だと思うんです。ここまでダイレクトな言葉って、恥ずかしくて書けないという人もいるわけじゃないですか。

僕としては、そういう言葉を書くことに対して恥ずかしいという感覚はあまりなくて、むしろ歌詞だからこそ普段言えないことも自由に書けるっていう。

―普段はそういうことはあまり言わないんですか?

あまり言いたくないですね。言葉よりも立ち振る舞いであったりとか、行動で愛を示すタイプなので。そもそも、歌詞を書くために思ってることをあまり言わないようにしているんですよ。せっかく自分の中にあるものを無駄にアウトプットしたくないというか。普段の日常の中でも全てが自分の音楽に繋がるかもしれないっていう意識を持って、何に対してもぼーっと通り過ぎないようにしています。それが嫌だなって思う時もありますけどね。職業病みたいになってて。

―例えばどんな時に?

ネガティヴな出来事も"オイシイ" って思っちゃう(笑)。

―まぁ、不幸な曲の方が売れるっていいますしね。

それはそうだと思いますよ。リスナーが音楽に求めているものって大半が"救い"なのかなって思うんです。EDMみたいに盛り上がることを目的としている音楽もあるけど、やっぱり悲しいストーリーに浸りたいし、それがリアルであればあるほど良い。

―そういう受け取り手が求めているものって、作る時に意識するものなんですか?

それを出来るか・出来ないかがプロとアマチュアの差だというくらい重要なことだと思います。だから、ずっと好き勝手に曲を書いちゃいけないっていう概念が強くあって、デビューして最初の4~5年くらいはその不自由さにすごく苦みました。それをずいぶん努力して無くしていって今があるんですけどね。もちろん今でも最低限は意識しますよ、それがプロの絶対条件だと思うから。でも、昔と比べたらだいぶ自由になれました。

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最終更新:10/8(土) 13:00

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